...私もまたくたびれましたならばあるいは途中で休みを願うかも知れませぬ...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...途中で地面に落ちるようなことはない」「それはいいが...
海野十三 「のろのろ砲弾の驚異」
...そのお途中で、足柄山(あしがらやま)の坂の下で、お食事をなすっておいでになりますと、その坂の神が、白いしかに姿をかえて現われて、命を見つめてつっ立っておりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...途中で大粒な丹波栗をしこたま購(か)ひ込んだので...
薄田泣菫 「茶話」
...またお話を途中で遮(さえぎ)ったり……まことに我儘勝手のようですが……どうかこの程度で……もうこれ以上のことは伺わぬでも充分私にも腑に落ちましたから」「…………」「ただ貴方に一言お伺いしておきたいのは」と私は吃(ども)り吃りもう一度首筋のあたりを拭いた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...途中で打切ってさて何遍となく行を改めて更に書出してみても...
寺田寅彦 「猫の穴掘り」
...途中で邪魔されたんですよ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...質問を途中で打ち切って...
徳永直 「冬枯れ」
...途中で、木箱がぐんぐん重くなってきた...
豊島与志雄 「どぶろく幻想」
...途中でこの本をおつぽり出してしまつてはいけない...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...途中で、麥生(むぎふ)へ行く、女づれの客を二人ひろつた...
林芙美子 「屋久島紀行」
...途中でボオーボオーに出会うと電車をおりて軒下に入らなければなりません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...途中でやめずにゆっくり話さなくてはいけない...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...金は途中で抜き出して銀行へでも持っていったんじゃないのかい」「旦那...
森下雨村 「五階の窓」
...途中で薩摩の藩に属しました...
柳宗悦 「民藝四十年」
...どうしたんですか……」「……その小舟に泳ぎ付く途中で...
夢野久作 「爆弾太平記」
...「悪かった! 途中で出っ会(くわ)したか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ご偏頗(へんぱ)なお仕打でもある」死場所へゆく途中である...
吉川英治 「源頼朝」
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