...千二が途中で例の怪人丸木にさらわれてしまったのではあるまいか...
海野十三 「火星兵団」
...講演放送を途中で切り...
海野十三 「空襲警報」
...落ちてくるクラッカーを途中で自分の口に入れようと争った...
海野十三 「三十年後の世界」
...途中で会っても佐野氏やら海野やらちょっと見分けがつかないそうである...
海野十三 「名士訪問記」
...すると途中で、そこの海の神がふいに大波(おおなみ)を巻(ま)きあげて、海一面を大荒(おおあ)れに荒れさせました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...それは会話(はなし)の途中で一寸中野氏の耳を引張る事なのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...(十一月七日)立ち話し急いで家へ歸つて來る途中でもう暗かつた...
千家元麿 「自分は見た」
...レコードの長さに制限があって長い曲が途中で中断せられる事である...
寺田寅彦 「蓄音機」
...まあ途中で決めましょうよ」「途中でとはなんだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...途中でその女を奪い取らせようとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...途中で息が苦しくなって浮き上ったりしているうちに逃がしてしまうことも勿論度々ある...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...今のお貞さんはもう夫のためにスポイルされてしまっている」「いったいどんな人のところへ嫁に行ったのかね」と私が途中で聞きました...
夏目漱石 「行人」
...三千兩を送つて行く途中で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...途中で止まるはずだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...空一面が爆音で鳴りはためきキャーンと――迫る小型機の機銃の弾が砂煙をあげる広場の果ての防空壕へ途中で二度ばかり倒れた私をあの人は抱えるようにしてかばいながら斜めになって走って行き防空壕の中に飛びこむと同時にドドドドと至近弾の音とも振動とも言えない落下二人は階段の下の暗い所に折りかさなってころげ落ちてそのまま死んだようになっていたどれ位の間...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...とくに途中で大阪を訪う必要があったとすれば...
柳田国男 「故郷七十年」
...途中で聞き取って...
吉川英治 「黒田如水」
...途中で捕虜にした敵の兵にたずねた...
吉川英治 「三国志」
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