...途中で隊員が無断小便しても怒りつける患者...
石川欣一 「可愛い山」
...途中で倒れてしまふおそれがあるからである...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...途中で一人のふとった男に出あいました...
鈴木三重吉 「ぶくぶく長々火の目小僧」
...おまえは途中でフランスあたりにとどまって...
太宰治 「如是我聞」
...彼はここへやって来る途中で一杯ひっかけて来たのだが...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...煙草は彼女の所まで届かないで途中で落ちて散らばった...
豊島与志雄 「理想の女」
...それはそれとして、十津川ではどちらへお附きになりました、勤王勢(きんのうぜい)でございましたか、それとも幕府方でございましたか」「どちらというわけもないんですがね、途中で、十津川行の浪士たちに逢いましてね、それにすすめられたものですから、ついその気になったまでです」「それでは勤王方でございましたね」北原賢次は、なんとなく我が意を得たとばかり、膝を進めました...
中里介山 「大菩薩峠」
...上(のぼ)るものと下りるものが左右の坂の途中で顔を見合せてもほとんど口を利(き)いた事がない...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...三千両を送って行く途中で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大学を途中で止(よ)して平巡査から叩き上げ...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...途中で上海に変更されたといい...
久生十蘭 「金狼」
...話の途中で昂奮してくると...
久生十蘭 「雲の小径」
...その途中で」彼は声を落として囁(ささや)くように言った...
平林初之輔 「鉄の規律」
...帰る途中でウェンライトに会って...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...夫人は階段の途中で彼にいった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...途中で買つて穿きかへる方がいゝかしらとも思つたが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...よく途中で、梁山泊の者に遮(さえぎ)られなかったな」「いや聞いている...
吉川英治 「新・水滸伝」
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