...私は怱々(そうそう)とまた帰途につくのだった...
モオパッサン 秋田滋訳 「ある自殺者の手記」
...お祖母(ばあ)さんもここにいるの」「そうだ」予は思わずそう邪険(じゃけん)にいって帰途につく...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...他はひとまず帰村の途につくことに決った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...上京の途につくことを申し合せた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...満州旅行の途につく...
高浜虚子 「五百句」
...」二人はそれぞれ刈つた柴を背負つて、帰途につく...
太宰治 「お伽草紙」
...と力無く呟(つぶや)いて帰途につくのである...
太宰治 「禁酒の心」
...そのタキシのなかでアイスクリームを食べつつ帰途につく...
谷譲次 「踊る地平線」
...だまつて帰途につく...
種田山頭火 「行乞記」
...午近くなつて帰途につく...
種田山頭火 「其中日記」
...急いで帰途につくのだつた...
中原中也 「山間秘話」
...帰郷の途につくことにきまる...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...無事帰京の途につく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...寝台とらずに帰京の途につく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...道子同道十一時二十一分発で帰京の途につく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三ノ宮発の一・二等特急で帰京の途につく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ブルターニュへの歸航の途につくべき時を告げた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...空手(からて)で帰国の途につくしかなかったが...
吉川英治 「三国志」
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