...途中の用意にと持たして呉れた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...途端(とたん)にうずくような痛みが感ぜられ...
海野十三 「科学が臍を曲げた話」
...途中でお鉄の為に抑留されて...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...途中にて一人の苧商人(をがせあきびと)に遇(あ)ひ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...今にも一撃が下されようとする途端に...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...増田右衛門尉が道の途中に待ち構えていたらしく...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...市川猿之助訪ひ来りて近日欧米漫遊の途に上るべしとて...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...年々一度は長途の旅行をしなければ氣が濟まぬやうになつた...
長塚節 「旅行に就いて」
...するとその途端に清子の方が動いた...
夏目漱石 「明暗」
...廣島は絶えず今も刻々に復興の途上にあるのだろう...
原民喜 「より美しく―より和やかに」
...いつのまにかそれも中途半端に終つてしまふ...
堀辰雄 「姨捨記」
...この晩途中で地中から火の燃え出るのを見たと言われる(武江地動之記)...
武者金吉 「地震なまず」
...奉天の見物を帰途に廻し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...お篠は一目仰いだ途端に...
吉川英治 「大谷刑部」
...野分(のわけ)の爪(つめ)あとのひどい稲田を途中に見つつ近江路を急いでいた...
吉川英治 「私本太平記」
...衣食の途を求めるには...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...江口へ行く途中ですから...
吉川英治 「随筆 新平家」
...しかし工事の途中にこの変更を命ずることは...
和辻哲郎 「鎖国」
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