...逐レ客工夫、只是克レ己、只是復レ禮...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...僕の「聰明」によつて驅逐される事が出來るほどの手輕なものらしく見える...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...桀王(けつおう)に及んで成湯(せいとう)のため南巣(なんそう)の野に放逐(ほうちく)され...
太宰治 「惜別」
...眩しいような真昼の光の下に相(あい)角逐(かくちく)し...
寺田寅彦 「ある幻想曲の序」
...或はおのれの救援と舟より敵の驅逐のみ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...其迅速の脚飛ばし逐ひつくことの無かれかし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...」と慳貪(けんどん)に逐(お)っぱらわれ...
徳田秋声 「縮図」
...逐字的に読んで行けばどんな立場でも一応の筋が立っている...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...之は高等学校の文科志望者と理科志望者との数を逐年的に比較しても判ることだ...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...人間は科学に逐われて生活のテンポを速めている...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...三日目の朝に歸さうと思つたが逐愚圖々々と暇どつてしまつた...
長塚節 「開業醫」
...内容と共に逐(お)い出される...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...従来の尋常一様な生活記録の小説を駆逐してくるに至ることは必然の勢(いきおい)といってよかろう...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...一般に非常な手腕をもって経営されている新聞『レトワール紙』(原注九)からの逐語訳である...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...これを不当に市場から駆逐することが出来るようになるのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...暫時雨逐布帆飛...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...年月を逐うて記する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...あの窓から覗いて……あの煙草屋の前を力なげに歩んでいる放浪者に心を惹きつけられた……慍られはしないかと思いながら跡を逐(お)うて呼んでみたが...
山下利三郎 「流転」
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