...蒼空(あおぞら)の透くごとく...
泉鏡花 「悪獣篇」
...地(じ)の透く髪を一筋梳(すき)に整然(きちん)と櫛を入れて...
泉鏡花 「婦系図」
...炎のように光線(ひざし)が透く...
泉鏡花 「婦系図」
...それをやつてゐるもの等の卑劣な熱心にさもしい根性が見え透くやうにも思はれる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...実際胸の透く遊戯に相違なからうが...
薄田泣菫 「茶話」
......
高浜虚子 「俳句への道」
...私は今でもこの時の笑止千万を……そして私にとって快この上もない胸の透くような想い出を忘れることができぬのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...斬りさえすれば胸が透くのだわい...
中里介山 「大菩薩峠」
...腹黒き計略が歴々(ありあり)と見え透くようでござりまする...
中里介山 「大菩薩峠」
...胸の透くような文句を浴びせかけてやろうと待ちかねています...
中里介山 「大菩薩峠」
...聞いていて胸の透くようなやつがあったくらいだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...胸の透くような啖呵も切らなくなり...
中里介山 「大菩薩峠」
...おいよさんの反物は柄は絣であつたが翳せば先が見え透くやうな安物であつた...
長塚節 「隣室の客」
...帶まきつけて風の透く處へゆけば...
樋口一葉 「にごりえ」
...もう斯(こ)うなると前途が見え透く...
二葉亭四迷 「平凡」
...人の思想の長く発達せざりし有様も見え透く心地す...
正岡子規 「俳人蕪村」
...そうすると次の室が見え透く...
水野葉舟 「取り交ぜて」
...黛夫人の腐れ破れた唇から見え透く歯並の美しいところ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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