...鵯越(ひよどりごえ)の逆落しと遣れ...
泉鏡花 「婦系図」
...逆落しに突入している...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...山の上からエライ勢いで逆落しに...
野村胡堂 「古城の真昼」
...念佛でも稱(とな)へろ」逆落しに毒々しい聲...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...多勢の者が鵯越(ひよどりごえ)の逆落しほどの勢いで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...絶壁性の密林山岳がいきなり海へ逆落しになり...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...手を離せば一万尺の下へ逆落しである...
久生十蘭 「新西遊記」
...垂直に無限の闇黒のなかへ逆落しになっていた...
久生十蘭 「地底獣国」
...糸の切れた凧(たこ)のように沼の上に逆落しに落ちてきて...
久生十蘭 「地底獣国」
...船もろとも地球の内部へ逆落しになってしまう...
久生十蘭 「南極記」
...逆落しに攻め落して來る雲の不思議な手が...
吉江喬松 「山岳美觀」
...山上から逆落しに騎馬で馳けおりて来...
吉川英治 「三国志」
...駒首を逆落しに向けかえし...
吉川英治 「三国志」
...逆落しに、山上から曠野まで馳せおりて来た心地がした...
吉川英治 「三国志」
...麓の大軍へ逆落しに...
吉川英治 「三国志」
...一ノ谷城や逆落し談には...
吉川英治 「随筆 新平家」
...それを“逆落し”と誇張したから...
吉川英治 「随筆 新平家」
...逆落しに駈けてゆく馬の背中で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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