...部屋が逆様になっていた...
...逆様にならないように、しっかり手すりにつかまってください...
...彼女はいつも逆様な言い方をする...
...時計が逆様になっちゃった...
...シチューを作るときに、逆様にならないように手早く混ぜると良い...
...ふたりでよろめきながら、崖上のYさんの家を出てゆくのに、彼女は足をすべらせ、真っ逆様に、前の溝に落ちてしまった...
田中英光 「野狐」
...躯(からだ)を逆様(さかさま)に巣の下側に取り付いて仕事をしていた...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...そして私は真逆様に深く深く落ちてゆく……...
豊島与志雄 「蠱惑」
...彼だけは「丁度その逆様」をいってるようだった...
豊島与志雄 「操守」
...突然席を立って帰りかけ二階から階段を逆様に匐い降りたことがありました...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...手先と肱で逆様に匐い降りてゆき...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...それは人をまっ逆様に悲惨のどん底に投げ込んでしまう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...真逆様に四番目の男の傍(そば)を遥かの下に落ちて行つた話などが...
夏目漱石 「それから」
...阿蘇の噴火口から真逆様(まっさかさま)に地獄の下へ落しちまったら」「今に落としてやる」と圭さんは薄黒く渦巻(うずま)く煙りを仰いで...
夏目漱石 「二百十日」
...自分の領分へ真逆様(まっさかさま)に落ちて...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...豚はぐうと鳴いてまた真逆様(まっさかさま)に穴の底へ転(ころ)げ込んだ...
夏目漱石 「夢十夜」
...真っ逆様に落ちて行くばかりです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...逆様に撫で上げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真逆様に墜落するときに感ずるでもあろうような...
平林初之輔 「犠牲者」
...逆様(さかさま)にブラ下ったりして見せた...
夢野久作 「猿小僧」
...真逆様に混沌たるしぶきの中へ沈んで行つてしまひました...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...逆様の話じゃが……ははあ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...反耶に微笑(ほほえ)む不弥(うみ)の女の顔を浮べて逆様(さかさま)に墜落(ついらく)した...
横光利一 「日輪」
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