...部屋が逆様になっていた...
...逆様にならないように、しっかり手すりにつかまってください...
...彼女はいつも逆様な言い方をする...
...時計が逆様になっちゃった...
...シチューを作るときに、逆様にならないように手早く混ぜると良い...
...紙袋は彼の抒情詩を横だの逆様(さかさま)だのに印刷してゐた...
芥川龍之介 「詩集」
...小供の両足を持つて逆様に...
石川啄木 「鳥影」
...真逆様(まっさかさま)...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...その時鶯は尾を空様(そらざま)に足は枝を踏まえて身を逆様にして啼いたというのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...谷底まで真っ逆様だと胸の凍るような不安もあったが...
田中英光 「箱根の山」
...ふたりでよろめきながら、崖上のYさんの家を出てゆくのに、彼女は足をすべらせ、真っ逆様に、前の溝に落ちてしまった...
田中英光 「野狐」
...雪堆(ゆきやま)の中へ真逆様に顔を突込むときは...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...真逆様に宙に浮く...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...悪くすると逆様(さかさま)に金権者流から高利を搾(しぼ)られるくらいが落ちで...
徳田秋声 「縮図」
...電灯の笠の上方のコードに逆様にとまって...
豊島与志雄 「白蛾」
...按摩(あんま)なら真逆様(まっさかさま)に落つるところを...
夏目漱石 「草枕」
...阿蘇の噴火口から真逆様(まっさかさま)に地獄の下へ落しちまったら」「今に落としてやる」と圭さんは薄黒く渦巻(うずま)く煙りを仰いで...
夏目漱石 「二百十日」
...逆様に撫で上げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...地獄へ真っ逆様に落込む覚悟をするがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...然るに歩いている人間が真逆様に転ぶことはあり得ない...
平林初之輔 「犠牲者」
...寝台の上から真逆様(まっさかさま)に辷(すべ)り落ちている光景は...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...真逆様(まっさかさま)に落ちて行った...
夢野久作 「オンチ」
...逆様に吊された儘...
蘭郁二郎 「夢鬼」
便利!手書き漢字入力検索