...部屋が逆様になっていた...
...逆様にならないように、しっかり手すりにつかまってください...
...彼女はいつも逆様な言い方をする...
...時計が逆様になっちゃった...
...シチューを作るときに、逆様にならないように手早く混ぜると良い...
...あの猫が逆様に転げ落ちるんだ...
芥川龍之介 「お富の貞操」
...小供の両足を持つて逆様に...
石川啄木 「鳥影」
...舟底へ真逆様に射倒す...
太宰治 「右大臣実朝」
...自分も真逆様(まつさかさま)にその暗い深い穴の中に落ちて行つたなら...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...紺碧のナポリの湾から山腹を逆様(さかさま)に撫で上げる風は小豆大(あずきだい)の砂粒を交えてわれわれの頬に吹き付けたが...
寺田寅彦 「二つの正月」
...真逆様に飛びこむように書いてあるが...
豊島与志雄 「早春」
...何でも逆様(さかさま)だから叶(かな)わねえ...
夏目漱石 「草枕」
...落ちた煙は逆様(さかさま)に地から這(は)い揚(あ)がる...
夏目漱石 「虞美人草」
...阿蘇の噴火口から真逆様(まっさかさま)に地獄の下へ落しちまったら」「今に落としてやる」と圭さんは薄黒く渦巻(うずま)く煙りを仰いで...
夏目漱石 「二百十日」
...二枚折屏風(びょうぶ)を逆様に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その上へ瓢箪を逆様にすると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真逆様に混沌たるしぶきの中へ沈んで行つてしまひました...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...真逆様に地獄へ墜ちて行って了う...
松永延造 「職工と微笑」
...真逆様(まっさかさま)に突き落された訳で……しかもそれは私のような馬鹿を探し出すために...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...それに使用した藁切庖丁(わらきりほうちょう)――――寝台から逆様(さかさま)に飛降りて自殺した患者の亀裂した頭蓋骨――――女房に擬して愛撫した枕と毛布製の人形――――手品を使うと称して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...真逆様(まっさかさま)に落ちて行くような気がした」と申しましたそうですが……ナント奇妙では御座いませんか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...眼を逆様(さかさま)に釣り上げて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...逆様(さかさま)の御介抱を受けまするなりにこの世を去りまする面目なさ...
夢野久作 「名娼満月」
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