...部屋が逆様になっていた...
...逆様にならないように、しっかり手すりにつかまってください...
...彼女はいつも逆様な言い方をする...
...時計が逆様になっちゃった...
...シチューを作るときに、逆様にならないように手早く混ぜると良い...
...紙袋は彼の抒情詩を横だの逆様(さかさま)だのに印刷してゐた...
芥川龍之介 「詩集」
...真逆様(まっさかさま)...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...真逆様(まっさかさま)につり下げられた一寸法師の頭が...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...岸田直介の急死はこの先の断崖から真逆様に突墜(つきおと)された他殺である事...
大阪圭吉 「花束の虫」
...真逆様に宙に浮く...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...「私だって偶(たま)には逆様(さかさ)にお花も活(い)けてみとうございますよ」外から帰って...
徳田秋声 「あらくれ」
...彼だけは「丁度その逆様」をいってるようだった...
豊島与志雄 「操守」
...逆様に移し植えるのを以て法とする...
豊島与志雄 「蓮」
...六階の上から真っ逆様に舗石(しきいし)の上に身を投げた方がいいわ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何でも逆様(さかさま)だから叶(かな)わねえ...
夏目漱石 「草枕」
...二枚折屏風(びょうぶ)を逆様に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いきなり池へ逆様に飛込んだとしたらどうなると思う」「ヘエ――」「麻縄はギューッと縮んで喉(のど)へ食い込むから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真逆様に転んだのでなければ...
平林初之輔 「犠牲者」
...然るに歩いている人間が真逆様に転ぶことはあり得ない...
平林初之輔 「犠牲者」
...凡そ世の中に一厘の給料も支払わずに人を雇傭する権利があるであろうか? いや無給くらいはまだいい方でそれが甚しい処になれば逆様に傭人の方から主人へ向けて飯代を支払わねばならない...
細井和喜蔵 「女給」
...真逆様(まっさかさま)に突き落された訳で……しかもそれは私のような馬鹿を探し出すために...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...逆様の話じゃが……ははあ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...逆様(さかさま)にしても一しずくも落ちて来んスッカラカン……アハハハハ...
夢野久作 「近世快人伝」
便利!手書き漢字入力検索