...ひどい疝痛に幾度も悩まされてそのためまた元へ完全に逆戻りをした...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...余は空しくまた京都に逆戻りと決し...
高浜虚子 「子規居士と余」
...時代が急に明治に逆戻りするやうな氣がした...
寺田寅彦 「伊香保」
...気づけばやつのかつての下宿先の門前に逆戻り...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...またしても南へ向きを変えて逆戻り...
中里介山 「大菩薩峠」
...塀(へい)の隅っこのところまで行ってまた逆戻りをしたり...
中里介山 「大菩薩峠」
...急に時代が三四十年も逆戻りをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...かえって自分の忘れようとしていた兄の上に逆戻りをした...
夏目漱石 「行人」
...けれどもここから上へはもう逆戻りをしないそうだ...
夏目漱石 「明暗」
...温厚なる二重瞼(ふたえまぶた)と先が少々逆戻りをして根に近づいている鼻とあくまで紅(くれな)いに健全なる顔色とそして自由自在に運動を縦(ほしい)ままにしている舌と...
夏目漱石 「倫敦消息」
...つい昨日エスパーニャから歸つて來たばかりの道をまた逆戻りして...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...どこといって決まりのねえ空の下を飛んで歩く旅にんに逆戻り...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...彼は回復と逆戻りが交互に来て...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ですから九十から逆戻りして正しい番号へついているわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ある特種の原因から逆戻りをして...
柳田國男 「名字の話」
...勝手ながら巡査君が立ち去るとまた逆戻り...
山本笑月 「明治世相百話」
...よんどころなく後ずさりに舞台上手まで逆戻り...
山本笑月 「明治世相百話」
...「そオれ漢王三尺の……」と逆戻りする...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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