...また『芥川』に逆戻りして...
太宰治 「虚構の春」
...元の古巣へ逆戻りした以上...
徳田秋声 「縮図」
...母上少し冷かになりかかったのが急に逆戻りして...
豊島与志雄 「香奠」
...現在の自分をふみにじって昔に逆戻りが出来ようとは...
豊島与志雄 「常識」
...飛騨の高山まで逆戻りの危ねえ綱を渡るでもねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...急に時代が三四十年も逆戻りをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...以前の疑いがまた逆戻りをして...
夏目漱石 「こころ」
...化銀杏(ばけいちょう)の方へ逆戻りをしよう...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...しからば足利時代の京都は全然藤原時代と同様な有様に逆戻りしたのか...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...彼に逆戻りの可能性があるかないか...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...――私は誰と何の口をきくこともなしに夜半の汽車で逆戻りしてゐた...
牧野信一 「日記より」
...またぞろ前座同様のところに逆戻りということに相成ってしまうだろう...
正岡容 「寄席」
...あなたはユリが又逆戻りしそうだと御心配ですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あるいはそれから逆戻りに...
柳田國男 「和州地名談」
...遂に西北の風に顫(ふる)えながら元の寝床へ逆戻り...
山本笑月 「明治世相百話」
...粂八はまた元の寿座へ逆戻り...
山本笑月 「明治世相百話」
...夜の間に逆戻りしたんだかわからない...
夢野久作 「難船小僧」
...公家の番犬に逆戻りすることじゃないか」不平の声は...
吉川英治 「私本太平記」
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