...それぢや又逆戻りをした訳ぢやないか...
芥川龍之介 「着物」
...みどりのところから逆戻りの形になった...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...急に麻素子さんも僕といつしよに田端に逆戻りした...
小穴隆一 「二つの繪」
...余は空しくまた京都に逆戻りと決し...
高浜虚子 「子規居士と余」
...「こうなるとすつかりホテルの連中に逆戻りです...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...この三輪まで逆戻りをして来たからには...
中里介山 「大菩薩峠」
...また芝居の方に逆戻りをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...また急に逆戻りをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...またしても南へ向きを変えて逆戻り...
中里介山 「大菩薩峠」
...にこ/\して逆戻りに其方へ近づいて行つた...
長與善郎 「青銅の基督」
...かえって自分の忘れようとしていた兄の上に逆戻りをした...
夏目漱石 「行人」
...だから茶店の方へ逆戻りをし始めると自分の目的とは反対の見当(けんとう)に取って返す事になる...
夏目漱石 「坑夫」
...化銀杏(ばけいちょう)の方へ逆戻りをしよう...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...つい昨日エスパーニャから歸つて來たばかりの道をまた逆戻りして...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...――私は誰と何の口をきくこともなしに夜半の汽車で逆戻りしてゐた...
牧野信一 「日記より」
...あなたはユリが又逆戻りしそうだと御心配ですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これは大連から逆戻りして来る分量よりも...
夢野久作 「爆弾太平記」
...逆戻りしている事さえあるという...
夢野久作 「幽霊と推進機」
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