...みどりのところから逆戻りの形になった...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...冬が逆戻りしたやうに...
種田山頭火 「其中日記」
...ずつと前のそれに逆戻りはしないで...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...私がふと親切な行爲が原因で病氣が逆戻りする事に氣がつきまして主人に其事を話しますと...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...元の古巣へ逆戻りした以上...
徳田秋声 「縮図」
...話は初めに逆戻りして...
豊島与志雄 「崖下の池」
...とてものことにまた逆戻りで...
中里介山 「大菩薩峠」
...またしても南へ向きを変えて逆戻り...
中里介山 「大菩薩峠」
...また江戸へ逆戻りかな...
中里介山 「大菩薩峠」
...四十年も逆戻りしたような気がする...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...かえって自分の忘れようとしていた兄の上に逆戻りをした...
夏目漱石 「行人」
...それから逆戻りをしてしまった...
夏目漱石 「それから」
...温厚なる二重瞼(ふたえまぶた)と先が少々逆戻りをして根に近づいている鼻とあくまで紅(くれな)いに健全なる顔色とそして自由自在に運動を縦(ほしい)ままにしている舌と...
夏目漱石 「倫敦消息」
...急に冬へ逆戻りしたやうな感じであつた...
野上豐一郎 「北信早春譜」
...他合もないことで斯んなにも空々しく逆戻りしてしまふのかしら? と寧ろ不思議さうに首を傾けずには居られなかつた...
牧野信一 「痴日」
...私のこめる股間の力は悉く背骨に逆戻りするばかりで...
牧野信一 「夜見の巻」
...ある特種の原因から逆戻りをして...
柳田國男 「名字の話」
...逆戻りしている事さえあるという...
夢野久作 「幽霊と推進機」
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