...子供の身の上を気遣って逆上している...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...逆上していたのだ...
太宰治 「正義と微笑」
...不安の為に逆上して...
太宰治 「東京八景」
...公は逆上している彼の耳元で二三度大音に喚(よ)ばわりながら...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...こういう認識論上のデリケートな要点は逆上している民族主義者の素質にとっては...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...(逆上してはいけない...
直木三十五 「南国太平記」
...少し逆上しているようです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すつかりタルノ街に逆上して...
牧野信一 「円卓子での話」
...をばさんは逆上して来て...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...あっ」逆上している一人が(脅かしだろうけれど)刀を振上げて向って来た...
山本周五郎 「雨あがる」
...慣れているから、女房と子供たちは逃げてしまい、吉は逆上して、家の格子口の柱へ刀で切りつけた...
山本周五郎 「季節のない街」
...泥酔し逆上して暴れているのをどうしてなだめたか...
山本周五郎 「季節のない街」
...二人が逆上していることは...
山本周五郎 「花も刀も」
...「そのとき弥助は逆上していただで...
山本周五郎 「風流太平記」
...「あいつは逆上しておる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...逆上してそう勘違いされちゃ困る...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼はもう逆上していて...
吉川英治 「三国志」
...浅井長政は逆上して...
吉川英治 「新書太閤記」
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