...撃て!」逆上したか...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...これも自分の娘可愛(かわい)さのあまりに逆上したのだ...
太宰治 「新ハムレット」
...口惜しさに逆上した...
直木三十五 「南国太平記」
...逆上した頭の中にさえ...
直木三十五 「南国太平記」
...エビルは忽(たちま)ちカアーッと逆上した...
中島敦 「南島譚」
...その時逆上したパリの暴徒はこのコンシエルジュリの門を破壊して闖入し...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...若いひとたちは逆上したままでいるので...
久生十蘭 「だいこん」
...王様の姿を追求して今や逆上したようになっている内...
久生十蘭 「魔都」
...逆上したようになって...
久生十蘭 「魔都」
...かっと逆上したあまり...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...知りすぎているし、逆上した女は、最初に出会った者に全部喋りかねないぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ほんとうに逆上した...
本庄陸男 「石狩川」
...院を目(ま)のあたり見て罪の自責に苦しんだために逆上したのであろうが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...先生になにか云われるとすぐ逆上したようになって...
山本周五郎 「青べか物語」
...まるで逆上したように突込んで来た...
山本周五郎 「つばくろ」
...昌平は逆上した...
山本周五郎 「七日七夜」
...……昌平はかっと逆上した...
山本周五郎 「七日七夜」
...すると、薙刀(なぎなた)を持って、壁へ貼りついていた若者は、突然、逆上したように、それを揮(ふ)りまわして蒐(かか)ってきた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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