...撃て!」逆上したか...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...刃物を握ると同時に逆上した」話している尾越の眼も...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...逆上したる街頭の市民傍観者のある者が...
寺田寅彦 「火事教育」
...口惜しさに逆上した...
直木三十五 「南国太平記」
...小太郎は、憤怒に逆上した...
直木三十五 「南国太平記」
...(久光を討つなら、今だ)小太郎は、少し、逆上したように、大きく息をついて、馬の足音の近づくのへ、神経を立てていた...
直木三十五 「南国太平記」
...たえずすっかり逆上したようになって...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...王様の姿を追求して今や逆上したようになっている内...
久生十蘭 「魔都」
...立腹したのでも逆上したのでもなかった...
久生十蘭 「無月物語」
...何うしてあんなに逆上したのだらう――と滝本は...
牧野信一 「南風譜」
...女房の逆上したような顔を見ながら...
森鴎外 「雁」
...逆上したような与平の泣き声だけが...
山本周五郎 「さぶ」
...あれだけの人数が逆上したようになり...
山本周五郎 「さぶ」
...聾(ろう)するような多勢の呪文を聞かされて逆上したらしい...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...まるで逆上したように突込んで来た...
山本周五郎 「つばくろ」
...おれのこの首が欲しいのだろう」六兵衛は逆上した...
山本周五郎 「ひとごろし」
...おちづは逆上した...
山本周五郎 「風流太平記」
...逆上したようにとり乱して「おじさま死んではいや」と抱きついて泣いたが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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