...逆に、誤った考え方で間違って考えると、人は卑しい獣以下へと成り下がる...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...矢張り四十日を費して欧州航路を逆にとることにしました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...買収に失敗したので逆に流言を放ったのですね」正造はそれには答えず...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...逆に一度もちこくがないとなると...
壺井栄 「二十四の瞳」
...併し二次的には逆に労働手段のもつべき諸条件をば決定する標準となるものである...
戸坂潤 「科学論」
...逆に又自然科学の発達によって直接に影響を受けるものはいつも技術である...
戸坂潤 「技術の哲学」
...やがて逆にこの宗教的体系がギリシア哲学の体系を支配して了ったが(プラトンやアリストテレスのキリスト教的改釈)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...方法(従って又逆に世界観もの)の区別が発生するのだと云って好い...
戸坂潤 「思想としての文学」
...或いは逆に超越性や優越性を...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...順に読んでも逆に読んでも...
豊島与志雄 「ふざけた読書」
...逆にとった自分の親指「えいっ」ぽきっ...
直木三十五 「南国太平記」
...斬っていただきやしょう」相手の言葉尻を逆にとらえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...軽蔑する君を逆に軽蔑しているんだ...
夏目漱石 「明暗」
...逆に世界が何処までも矛盾的自己同一的に自己自身を形成するということでなければならない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...象徴は何ものかの表現であるとも又すべての表現は象徴であり逆にすべての象徴は表現であるとも言ひ得るであらう(一)...
波多野精一 「時と永遠」
...まるで逆にとめられていることを身に迫って感じた...
「おもかげ」
...それからまた逆に殿様から奥様へ飛び附く...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...新田義貞の猛攻撃の中におかれたあの日を逆にしたようなものである...
吉川英治 「私本太平記」
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