...ぱっと羽たたき火屋(ほや)の中へ逆さまに飛び入りつ...
泉鏡花 「活人形」
...逆さまに釣り下げられ...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...画を逆さまに掛けて置いてそれが逆さまだと判るやうだつたら...
薄田泣菫 「茶話」
...ややもすれば真っ逆さまに落ちそうである...
ディッケンズ Charles Dickens 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...そして無限の天頂に輝く太陽を握(つか)もうとして懸崖から逆さまに死の谷に墜落する...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...――逆さまだとまだいいのだけど...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...地獄へ真っ逆さまに落ちるより外に道はなかったんだ」仏説の羅刹鬼女(らせつきじょ)――そんなものをガラッ八は考えていたのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...天井を逆さまに歩くことができるのだ...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...真っ逆さまに空洞へ突っ込み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...腕を結んで逆さまに浮んだ...
牧野信一 「スプリングコート」
...その尖に件(くだん)の毒を傅(つ)けて中に逆さまに挿し入れ蔵(おさ)め置き...
南方熊楠 「十二支考」
...人がやっぱし逆さまにブランと三人も四人もさがっていて...
三好十郎 「冒した者」
...みんな逆(さか)さまです」「逆さまとは」「枝のほうを埋めて...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「世の中は逆さまだってえことを云うが...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...彼女の身体は撓(たわ)みながら逆さまになった...
横光利一 「上海」
...小便の逆さま事にひとしい藝である...
吉川英治 「折々の記」
...あっと、両手で顔をおおったとき、また一本の矢が、蔡薫の首すじに突っ立ち、姿は真逆さまに、舳を噛む狂瀾の中に呑まれていた...
吉川英治 「三国志」
...逆さまながら私事を先にのべて...
吉川英治 「三国志」
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