...四角になっている椅子を逆さまにして...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...ハートリー氏は階段から眞逆さまに轉げ落ちたのであつた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...そして無限の天頂に輝く太陽を握(つか)もうとして懸崖から逆さまに死の谷に墜落する...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
......
中井正一 「言語は生きている」
...それは逆さまだ、こっちの面(ほう)へ糊(のり)をつけた方がよいのと...
長谷川時雨 「テンコツさん一家」
...天井を逆さまに歩くことができるのだ...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...すぐ窓から真っ逆さまに投げだした...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...そのなかに数本の落葉松(からまつ)の微細画(ミニュアチュア)を逆さまに描いているのを認めると...
堀辰雄 「美しい村」
...逆さまになった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...裏の田圃へ持ってって逆さまにして漬けちまうぞ」そろそろ梅の蕾も膨らみそうな午前の日の光がキラキラしている垣根の向こうの入谷田圃のほうをあごでしゃくりながら師匠は言った...
正岡容 「寄席」
...足を踏滑らして眞ツ逆さま!……...
三島霜川 「昔の女」
...ついに民俗までで打ち切って伝説の部は出し得なんだに由って今この篇は先例を逆さまに伝説から書き始めた...
南方熊楠 「十二支考」
...逆さまに世界を見るものです...
宮原晃一郎 「夢の国」
...眼は森の木立を逆さまに映した水面の上でただ一つ動いてゐる小さな水澄しの黒い身體を見詰めてゐた...
横光利一 「悲しみの代價」
...まッ逆さまに転がッて来た忍ノ権三は...
吉川英治 「私本太平記」
...崖下へむかって真ッ逆さまに駈けおりていた...
吉川英治 「私本太平記」
...真逆さまに落馬し...
吉川英治 「新書太閤記」
...逆さまに見える敵の影を...
吉川英治 「無宿人国記」
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