...殊に七たび目に曲ったのはもう逃げ道のない袋路(ふくろみち)である...
芥川龍之介 「尼提」
...或る騎士と僧正とが王の逃げ道をつくる為めに非常な働きをする...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...逃げ道はちゃんと作ってある...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...こちらの軍勢はそいつらの逃げ道をくいとめて...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...立ち上ったまま何処ぞ逃げ道でも捜すみたいにうろうろしてますと...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...わたしにはいっさいを諦めさせる逃げ道があった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...頭を割るか大我怪(けが)をするかよりほかに逃げ道はなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
......
野口雨情 「都会と田園」
...手間がとれるぢやないか」「輪鍵(わかぎ)が外れませんよ」「逃げ道に輪鍵は念入りだね」漸く押し開けて入つた時は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...曲者の逃げ道が分らないと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...逃げ道は外(ほか)にありますよ...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...逃げ道に最も近いところに立っている一群に仲間入りした...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...この断定には逃げ道がないのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...逃げ道はない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...考えが混乱したのはチャールズ・イーヴォスが手品みたいに邸宅の逃げ道を見つけたこと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...逃げ道はないかとパッパッと四方を見るが出るにも入るにも裏口以外にない...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...まごまごしていると逃げ道を塞(ふさ)がれそうな形勢だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...また、賢い逃げ道や、上手らしい小刀の痕(あと)をつけて誤魔化(ごまか)してゆく方法を知らない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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