...女房に天下をとられた亭主の逃げ場所といえば...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...逃げ場所が悪かったんじゃないかね...
海野十三 「一坪館」
...さいごの逃げ場所だ...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...まったく逃げ場がなくなってしまいました...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...雀が逃げ場を失って達也さんの肩に止ったの...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...片方の眼を私の思ったところでは逃げ場所につけておけるようにと...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...蚊遣(かやり)線香の煙に追われて逃げ場を求めているのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...どこといって逃げ場所がないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初しかるべき逃げ場を求めていたのかも知れません...
中里介山 「大菩薩峠」
...逃げ場のないお茶室で...
久生十蘭 「猪鹿蝶」
...現実からの逃げ場所として和歌でもつくっているのであると思います...
宮本百合子 「歌集『集団行進』に寄せて」
...追い詰められた獣が逃げ場を窺(うかが)うような眼つきだった...
山本周五郎 「新潮記」
...結局道化男は逃げ場を失った苦し紛れに裸馬に飛び乗った...
夢野久作 「暗黒公使」
...彼は逃げ場を捜すやうに...
横光利一 「火の点いた煙草」
...ここより逃げ場はありませんぜ」「バカなやつめ」影武者(かげむしゃ)のひとりか...
吉川英治 「神州天馬侠」
...案に相違したので逃げ場をうしない...
吉川英治 「新書太閤記」
...いまに逃げ場を失うだろう」「いや島は広そうだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...逃げ場を失ったお千絵様...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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