...今暫く金を送ることは待つて呉れろ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...絶えず送るという仕組になっている...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...いずれも之に熱烈な喝采を送るのを惜んでいない...
戸坂潤 「社会時評」
...しかし月々自分の方から送るとすると...
夏目漱石 「門」
...いたずらに艶書(えんしょ)を送るなんて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...空気を送る管を切られて...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...木場(きば)から谷中まで送ることになりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何の悔いもなく生涯を送ることのできる人間です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人を怨(うら)んではなりませんよ」房吉は格子の中へさう言ひ送るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...運命への感謝のうちに送ることを忘れなかった...
林不忘 「あの顔」
...腰に鎖のあさましき世や送るらん...
樋口一葉 「琴の音」
...残念なことに私の物をかく力はまだあの詩ものがたりの旺盛なやさしい諸情景をこまかく散文にかきなおしておなぐさみとして送るまで達者になっていません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...長五戻って来て、それを見送る...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...前に船で送るのだが...
横光利一 「欧洲紀行」
...ただ冬期に嵐と雪とを吹き送る厄介なものたるに過ぎなかつたに異ひない...
吉江喬松 「山岳美觀」
...彼方へ眼を送ると...
吉川英治 「源頼朝」
...そしてその船の出帆を見送るとすぐ桟橋で血を吐いて仆(たお)れた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...卑怯にも微笑を送る...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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