...私共銃後の国民はなるべく梅干を戦地へ送るようにしなくてはなりません」とか...
石川欣一 「山を思う」
...義雄はお鳥に送る電報...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...自動車のタイヤに空気を送るポンプのようでもあり...
海野十三 「深夜の市長」
...隠者の生活を送るとかいうことは珍らしくなかった...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...なるべく有為の生活を成すべく長く送ることが必要である...
大隈重信 「青年の元気で奮闘する我輩の一日」
...我々友人は井口氏を他村に送るに忍びず...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...蛾をはたき落す猫を羨み讃歎する心がベースボールのホームランヒットに喝采を送る...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...診察室で呼び鈴を鳴らすと患者を外へ送るために上がってくるのです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...今出征兵を送る一行を見て...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...私は斷然私の學資の一部を割いて妻に送ることに決心しました...
長塚節 「教師」
...これらの監視官の任務はすべての疑わしい商品を監視しサンプルを購入し中央部局に送ることであること...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...サン・ルイ島に大遠征隊を送ることにした...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...ジェームス・クリーヴランドという海軍少佐を横浜まで送るつもりで...
久生十蘭 「魔都」
...牢屋に送ることになるかも知れん...
火野葦平 「花と龍」
...今日も明日もと花柳烟花(えんか)の巷(ちまた)に日夜を送る...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...父これを愍(あわれ)み子をその舅波梨富羅国(はりふらこく)の師(し)波婆利に送る...
南方熊楠 「十二支考」
...越絶書二)生を殺して以て死に送る國人之を非とするとあるから無理に殉殺したのだが...
南方熊楠 「人柱の話」
...大牢(たいろう)へ送ることになるだろうときめつけた...
山本周五郎 「さぶ」
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