...されど斯くてわれカムパニアの曠野(あらの)に日を送ることなくば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...それを見送る山木と河合とは...
海野十三 「火星探険」
...【書籍】のページと行と何字目との三つの数字を並べて送ると...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...光りを加減し乍ら自分は海上にたゞよふ漂泊者のやうに涙をためて汝を見送る靄に包まれて汝の沈み果てるまで日に別れて行く汝の姿は悲壯だ...
千家元麿 「自分は見た」
...亜米利加へ移民を送ることを止(よ)して...
谷譲次 「踊る地平線」
...無意味な月日を送るものはないと云うような心細さに襲われました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...わたしの外出を見送る時などがそうなのである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...なんでもない他人に書き送る手紙と自分たちの手紙とを区別するために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...外套や其の他の不用に成つたものを小包にして故郷へ送る爲めである...
長塚節 「菜の花」
...又去るを送ることにおいて過去は成立つとすれば...
波多野精一 「時と永遠」
...サン・ルイ島に大遠征隊を送ることにした...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...あなたもそれを程近い停車場まで送るといつて...
水野仙子 「道」
...(a)哲学がその綱だの機械だの車輪だのを送るのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...明確な一つの答案を送ることにあるのです...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...会釈をかえしてから見送るために座を立った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...彼が長い冬の夜をどうして送るのか...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...――送る方も、送り出された方も、何か、こうほっとした気持だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...短篇数篇を信州より講談社へ送る...
吉川英治 「年譜」
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