...そうそう一度などは獄屋へ衣食を送る件(くだり)を書いたので...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...送るべき言葉の第一字すなわちAを...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...故国の学界へ送るのだと...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...後年夫の浅ましい性生活を矯(た)めようとしてひたすら神佛に祈願をこめつゝ悲歎と孤独の月日を送るべき運命にあった此の夫人も...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...姿を消すまで温かい目で息子を見送る...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...魚を集めて阪神へ送るのです」桂三郎はそんな話をした...
徳田秋声 「蒼白い月」
...磯野の産れ故郷で見せつけられて来たような百姓家で一生を送る人の惨(みじ)めさが...
徳田秋声 「足迹」
...その籠を彼の田舎(いなか)の家へ送るために...
徳田秋声 「仮装人物」
...セエラを見送るばかりでした...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...皆に一部ずつ送る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...空腹の私達は茫然と見送るのであつた...
原民喜 「廃墟から」
...王子には合図を送るのですよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...縞の小さいエプロンをかけた彼女が食器を積んだ大盆を抱えて不本意らしく台所に出てゆく姿を見送ると...
宮本百合子 「或る日」
...島田へ送る本のこと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...向うでお婿さんと御一緒でしょうが? それがヌケヌケと金吾さんにヱハガキを送るとは――いえ...
三好十郎 「樹氷」
...ヨタナバタはまたその海へ送る飾り物の名でもあって...
柳田国男 「年中行事覚書」
...薬用の苗根や種子を送るから...
山本周五郎 「山彦乙女」
...かん子は郵便で手紙を送るつもりかそれとも自身で自分に渡すつもりかとこれさへも彼には見當がつかなかつた...
横光利一 「悲しみの代價」
便利!手書き漢字入力検索