...次第に遠ざかって行く野村を見送るほど...
芥川龍之介 「路上」
...絞首台に送ることは出来ません...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...監獄で冬を送るのもこれで二度目だが...
大杉栄 「獄中消息」
...送るべきものを送つて安心する...
種田山頭火 「其中日記」
...おれは学校を休んで送る気でいる...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...二大坂へ送る幕府の御用金五千両...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...谷底遥かに黙祷を送ると...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...それはそれで必らずしも無用でない半生を送ることになるだろうと推測されないものでもない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...下二母上も見物、これを送る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...貴族の姉弟たちを見送る...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...それは全く全身の血液が胃袋へばかり聚中(しゅうちゅう)して脳へ送るべき血液が空虚になるからだね...
村井弦斎 「食道楽」
...さて接近して行こうと思うのにはまず短い手紙などを送るが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女房などの中へ手蔓(てづる)を求めて姫君へ手紙を送る方法もあるし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...よって石川島の人足寄場へ送ることにしたから...
山本周五郎 「さぶ」
...紀州から来た蜜柑(みかん)を上屋敷へ送るのだといって...
山本周五郎 「風流太平記」
...妹に送る密書をしたため出した...
吉川英治 「三国志」
...ビレラはロレンソを偵察に送ることにした...
和辻哲郎 「鎖国」
...送るものはそれを羨望するのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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