...列車の中からはある限りの顔が二人を見迎え見送るので...
有島武郎 「或る女」
...たとい身に墨染(すみぞめ)の衣(ころも)を纒(まと)わざるも心は全く浮世(うきよ)の栄辱(えいじょく)を外(ほか)にして片山里(かたやまざと)に引籠(ひきこも)り静に余生(よせい)を送るの決断(けつだん)に出でたらば...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...もつぱら支配階級の利益を擁護するための悪法の制定に賛成し拍手を送る...
伊丹万作 「政治に関する随想」
...空気を送る丸いたまがついていて...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...迎え見送るばかりで景色は少しも変らなかった...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...私は怏々として楽しまぬ日を送るようになりました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...人を送るというものは...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...でこの目的を達するために家庭に食事を送ることが始められた...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「共産食堂」
...ロンドン郊外に送るともなく送りながら...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...お金、送るなり、又、兄御自身お遊びがてら御持参くだされたら、よろこび、これに過ぎたるは、ございません...
太宰治 「誰」
...妻子のもとには生活費を送るだけで...
田中英光 「さようなら」
......
中里介山 「大菩薩峠」
...憂悶(ゆうもん)の日を送ることが多かったのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...」母なるひとも私の苦しかった生活をいたいたしそうに見送るような表情をして...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...高き香(か)送る薔薇(そうび)の花よ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...しかも二人をつれて来ておいでだ」「……お預かりなさいましたか」「致し方あるまいが」「……みつかりますな」「来月お国入りの供へまぎれこまして高松へ送るつもりだ...
山本周五郎 「新潮記」
...自ら生命(いのち)を呉へ送るものだ」「思うに...
吉川英治 「三国志」
...帰洛(きらく)の公卿行列を見送るとまもなく...
吉川英治 「新書太閤記」
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