...淋しい幾月かを送る町の人々にとっては...
石川欣一 「山を思う」
...正誤など書き送る気は更にありませんよ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...原稿を書きあげて送る...
種田山頭火 「其中日記」
...「とこよの花のさきにほふ神の御園を閉されてかどにたゝずむ罪人に風吹送る天(てん)の樂泣きてきゝけむいにしへのためしをあはれ思はずや...
土井晩翠 「天地有情」
...今井の姿を見送るのも...
豊島与志雄 「変な男」
...ここに住みここに朝夕(ちょうせき)を送るかぎり...
永井荷風 「日和下駄」
...ここに上野国から登山した並榎の竪者(りっしゃ)定照という者が深く法然の念仏をそねみ「弾撰択(だんせんじゃく)」という破文を作って隆寛律師の処へ送ると律師はまた「顕撰択(けんせんじゃく)」という書を作って「汝(なんじ)が僻破(へきは)の当らざること暗天の飛礫の如し」と云うたので...
中里介山 「法然行伝」
...死ぬか生きるかと云う戦争中にこんな小説染(じ)みた呑気(のんき)な法螺(ほら)を書いて国元へ送るものは一人もない訳ださ」「そりゃ無い」と云ったが実はまだ半信半疑である...
夏目漱石 「琴のそら音」
...張り切つた寅吉も暫くは百兵衞を見送る氣になりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大阪で渡す約束の金額の一部を横浜まで送るための輸送費と保険料は政府の損になることをあきらめましょうというわけである...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...その範囲外は家からの補助で送るのが...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...何方(どっち)附かずに綾(あや)なして月日を送る内...
二葉亭四迷 「浮雲」
...アア何を楽に残る月日を送るべきか...
正岡子規 「墨汁一滴」
...それは詩と別れる私を送るかたはら...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...目立たぬように送るのが普通であったらしい...
柳田国男 「故郷七十年」
...兄は郷里の月巣庵で余生を長閑(のどか)に送るだろうし...
吉川英治 「剣難女難」
...客を見送るべく呂布も門の外までついて出た...
吉川英治 「三国志」
...静は、良人を送ると、母の磯の禅師の部屋へ、「母様(かあさま)っ――あっ母様、外へ出てはいけません」叫びながら馳けて行った...
吉川英治 「日本名婦伝」
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