...U君はその原稿のゲラ刷をちょうどいまパリにいるA君のもとへさっそく航空便で送り届けるだろう...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...宿まで送り届けるからといつて...
薄田泣菫 「茶話」
...我々を送り届けるつもりであったらしく...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...いつも郵便で送り届けるのであるが...
谷崎潤一郎 「文房具漫談」
...無事送り届けることができたのである...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...夜中までの事件を朝刊にして万人の玄関に送り届けるということが可能になった...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...隆吉を送り届けると...
豊島与志雄 「反抗」
...やはりこの駕籠を江戸まで送り届けることを...
中里介山 「大菩薩峠」
...まさかに能登守の本邸へ送り届けるわけにはゆくまいし...
中里介山 「大菩薩峠」
...そっくり故郷の足利にいる妻子に送り届けることにしておいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...月ノ浦の駒井氏の元船まで送り届けるのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...船積にて送り届けることと致そう」「日限は」「多分九月の初め――八月中には一門だけ見本を造り...
野村胡堂 「江戸の火術」
...常盤橋で金座の後藤から勘定奉行へ送り届ける六千両の小判を盗ったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この男を本籍地へ送り届けるようにしろ!』すると言下に伝令兵の姿が扉口に現われたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それゆえ人類には地球の全生命を他の惑星に送り届ける義務があると...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...老人の落着先が判れば托された品を次の便船で送り届ける事が出来ると思ったからである...
松本泰 「日蔭の街」
...おちづを深川まで送り届けるように命じ...
山本周五郎 「風流太平記」
...それを曹操のほうへ送り届けるとしますか...
吉川英治 「三国志」
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