...U君はその原稿のゲラ刷をちょうどいまパリにいるA君のもとへさっそく航空便で送り届けるだろう...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...星田を東京の自宅へ送り届けることになった...
江戸川乱歩 「殺人迷路」
...いつも郵便で送り届けるのであるが...
谷崎潤一郎 「文房具漫談」
...Fの埠頭まで貴方を送り届けると...
田山録弥 「海をわたる」
...無事送り届けることができたのである...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...やはりこの駕籠を江戸まで送り届けることを...
中里介山 「大菩薩峠」
...まさかに能登守の本邸へ送り届けるわけにはゆくまいし...
中里介山 「大菩薩峠」
...もとの主人まで送り届けるだけのことはします」「それだけじゃいけません」「いけませんといったって...
中里介山 「大菩薩峠」
...浅間へ送り届けるだけで...
中里介山 「大菩薩峠」
...月ノ浦の駒井氏の元船まで送り届けるのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...常盤橋で金座の後藤から勘定奉行へ送り届ける六千両の小判を盗ったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悪漢の手下の一人を買収して鞄と共に送り届ける...
野村胡堂 「眠り人形」
...われわれは君を無事に本土に送り届ける誓いこそしたが...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「浅瀬に洗う女」
...老人の落着先が判れば托された品を次の便船で送り届ける事が出来ると思ったからである...
松本泰 「日蔭の街」
...後で送り届けるような方法がとられたそうである...
柳田国男 「故郷七十年」
...おちづを深川まで送り届けるように命じ...
山本周五郎 「風流太平記」
...それを曹操のほうへ送り届けるとしますか...
吉川英治 「三国志」
...江戸の大府(だいふ)へ送り届ける頼りはなし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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