...U君はその原稿のゲラ刷をちょうどいまパリにいるA君のもとへさっそく航空便で送り届けるだろう...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...星田を東京の自宅へ送り届けることになった...
江戸川乱歩 「殺人迷路」
...宿まで送り届けるからといつて...
薄田泣菫 「茶話」
...我々を送り届けるつもりであったらしく...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...書いてもどうして送り届けるかを考えると...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...いつも郵便で送り届けるのであるが...
谷崎潤一郎 「文房具漫談」
...Fの埠頭まで貴方を送り届けると...
田山録弥 「海をわたる」
...夜中までの事件を朝刊にして万人の玄関に送り届けるということが可能になった...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...お国へ送り届けるなんてこたあ...
直木三十五 「南国太平記」
...もとの主人まで送り届けるだけのことはします」「それだけじゃいけません」「いけませんといったって...
中里介山 「大菩薩峠」
...月ノ浦の駒井氏の元船まで送り届けるのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...お園は丈太郎を目黒の寮まで送り届けると...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...悪漢の手下の一人を買収して鞄と共に送り届ける...
野村胡堂 「眠り人形」
...この男を本籍地へ送り届けるようにしろ!』すると言下に伝令兵の姿が扉口に現われたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...われわれは君を無事に本土に送り届ける誓いこそしたが...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「浅瀬に洗う女」
...後で送り届けるような方法がとられたそうである...
柳田国男 「故郷七十年」
...それを曹操のほうへ送り届けるとしますか...
吉川英治 「三国志」
...江戸の大府(だいふ)へ送り届ける頼りはなし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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