...それぞれ海外へ送り出す筈だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...わたしが北極星の方角に送り出す手だすけをしてやったのもあった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...送り出すと言っても...
谷譲次 「踊る地平線」
...送り出す時、至急看護婦を寄越(よこ)してくれるように頼んだ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...英国製の器具を送り出す所のパリの本店を支配して下さればいいんですよ...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...番頭を送り出すと...
徳田秋声 「仮装人物」
...まだ未完成の血球をどしどし血液中に送り出すようになり...
永井隆 「長崎の鐘」
...そこでロケットから必要な補給品をつんだ「はしけ」を送り出すのである...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...それから出る熱気に大量の空気を混ぜて送風器で送り出すものである...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...とかくして夫を送り出すまでは...
夏目漱石 「門」
...なる可く無料で老幼婦女から送り出すやうにする...
長谷川時雨 「むぐらの吐息」
...北公を背後から送り出す)北公 (川の中へ翻筋斗(もんどり)打って落つ)弥八 さっきから手前を探していたんだ...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...夫妻両人の毎週送り出す櫃は...
穂積陳重 「法窓夜話」
...精神的なことから物質的なことにまで及ぶ思いやりの多いこの人を今日かぎりに送り出すのかと女房たちは歎きにおぼれていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「御機嫌よう」と送り出す女将(おかみ)の声を後に...
山本笑月 「明治世相百話」
...それをかんたんに送り出すものではなく...
吉川英治 「江戸三国志」
...密々に送り出すはずですが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...送り出すのだった...
吉川英治 「平の将門」
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