...竹山は別に見送りに立つでもなかつた...
石川啄木 「病院の窓」
...先きにコズロフの追放されるのを送りに来た時...
大杉栄 「日本脱出記」
...私は玄関に立つてその後姿を見送りました...
薄田泣菫 「質屋の通帳」
...大きな犬らしいね」Bを見送りに来たMが言ふと...
田山録弥 「犬」
...送り狼の身にからみつくようにした時...
中里介山 「大菩薩峠」
...上人に外の物を差しあげても仕方がないと思うから」といって黒谷へ送り届けた...
中里介山 「法然行伝」
...君等をお送りして行かう」時間が来たので...
野口雨情 「小川芋銭先生と私」
...亡者を地獄へ送り込む火の車のように...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...了りて送り車で、清・洋子もろとも帰る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...明日からのクリスマスを樂しく送りに...
堀辰雄 「旅の繪」
...或る者は著者に手紙を送り...
牧野信一 「悪筆」
...そして馬鈴薯の出ている教科書の抜き書きまでも御送り下さいまして...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...癒(なほ)つて送り返された者で...
正宗白鳥 「避病院」
...お母さんのお伴をして送りにゆきましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さっき寿江子を送りがてら買物に目白の通へ出たら桜が開いている空の上に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...田の神送りと呼んでいる村がある...
柳田国男 「年中行事覚書」
...○ 踊りが魂送りの日を盛りとして行われ...
柳田国男 「年中行事覚書」
...荷為替(にがわせ)です」「書状ではないのか」「送り状に...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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