...かの燻精を変質させて送りかえすとは...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...屏風の如く立ちかこめる磐城の山々、或ひは遠く、或ひは近く、秀色を送りて、一層の趣を添ふ...
大町桂月 「常磐の山水」
...何なり書いて送り返してゐたが...
薄田泣菫 「茶話」
...仙洞御所より鎌倉へ送り下され...
太宰治 「右大臣実朝」
...いまは父の真似して女だてらに旅人をおどしてその日その日を送り迎えしている娘だ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...お稲を送りだした八重かと思いのほか...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...どう云う風なその日/\を送りつゝあったか...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...幸子はそう云って送り出しただけで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...浮々(うか/\)と日を送り...
徳田秋聲 「絶望」
...見送りに来た葛城の姉もお馨(けい)さんもとくに去り...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...」いいかけた処へ車掌が順送りに賃銭を取りに来た...
永井荷風 「深川の唄」
...佐七は二の句も繼けずに見送りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(去る)猟師 (文太郎を見送りて去る)政吉...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...警察から自動車で送り返すなどは有り得べき事ではない...
久生十蘭 「魔都」
...上山を駅迄送りハイヤで伊豆山へ帰り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...送り車で帰宅...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その中からの抜きがきを近いうちお送りいたしましょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この島の鼠送りのオタカベすなわち祭文は数篇あり...
柳田国男 「海上の道」
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