...「送られて来ると...
梅崎春生 「狂い凧」
...妹がここへ送られて来るという話だけれど...
海野十三 「地獄の使者」
...小説の原稿が送られて来る...
太宰治 「鴎」
...先生から書き送られて来るのではあるまいか...
太宰治 「恥」
...たまにはお金も送られて来る様子だし...
太宰治 「冬の花火」
...しかし木枯らし吹く夕暮れなどに遠くから風に送られて来るラッパの声は妙に哀愁をおびて聞こえるものである...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...強力な電波が送られて来るようになりました...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...ここへ送られて来るはずになっているものと見えます...
中里介山 「大菩薩峠」
...北の庄の城から送られて来る淀君の面影...
中里介山 「大菩薩峠」
...心地よく風に送られて来るとはいへ...
中原中也 「在りし日の歌」
...きちんきちんと送られて来る...
中谷宇吉郎 「鳥井さんのことなど」
...濛々(もう/\)と煙が立ち昇つてゐる刑場に近づくと火葬場の煙の如き異臭が風に送られて来る...
長與善郎 「青銅の基督」
...その男は銀盃が送られて来ると...
北條民雄 「癩院記録」
...やがて木遣(きや)りの唄もいさましく送られて来るであろうこの男を待っていたであろう...
本庄陸男 「石狩川」
...北海道から送られて来る原稿ということも知った...
宮本百合子 「旭川から」
...そのころはまだ送られて来る流人があり...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...それが貯蔵庫へ送られて来る筈である...
山本周五郎 「風流太平記」
...四月になっても送られて来る荷が...
山本周五郎 「柳橋物語」
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