...宗山を退治る料簡(りょうけん)...
泉鏡花 「歌行燈」
...私(わっし)あ退治るんじゃなかったんだ...
泉鏡花 「歌行燈」
...私には今のところそれを退治るいい工夫が浮(う)かばん...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...退治る方の役廻りでない」卓子(テーブル)の上へ頬杖をつきながらこう言って笑っているのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...犬が二匹で大熊を退治るそうだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...テレきった村正どんは障子の外で、「よし、じゃあ、おじさんはさきに行って、もし怖い者がいたら、退治るから、おーいと呼んだら、みんなして御簾の間に集まって来るのだぞ、いいか」隠れんぼのさがし手に廻されたような気分で、村正どんが廊下をみしりみしりと渡って、暗い中を手さぐりをしながら、やがて御簾の間までやって来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...単に百の頭の有(あ)る竜を退治るというだけの平凡なことよりも...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...『お前は僕がこの小癪(こしゃく)な怪物を退治るのを加勢しなければならない...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...またおそるべきカイミアラを退治ることも出来なかっただろう...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...頭の白い鼠や頭の黒い鼠もちと退治るが善い...
正岡子規 「墨汁一滴」
...毒を以て毒を退治るのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...兎(と)に角(かく)この一山(ひとやま)を退治ることは当分御免を蒙(こうむ)りたいと思って...
森鴎外 「あそび」
...退治るかしてくれよう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...己達を退治るのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...父の王に早く退治るように云って来たのです...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...何も彼(か)も御話し下されました方が悪魔を退治るのに都合がよろしゅう御座います...
夢野久作 「白髪小僧」
...まず心中の敵を退治るのが肝要...
吉川英治 「三国志」
...「野郎」「野郎」蝗(いなご)を退治るような衆の力で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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