...何事にも退嬰的な態度をとることと...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...退嬰的な態度である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...今日のように保守的といわんよりは退嬰的(たいえいてき)な...
海野十三 「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」
...明らかに彼らの気持を退嬰的にすることは事実である...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...私は私があまりに退嬰的隠遁的であることを恥ぢる...
種田山頭火 「其中日記」
...この甲型の人の目から見ると乙型の人間は消極的退嬰的(たいえいてき)な利己主義者に見える...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...しかし本来の風雅の道は決して人を退嬰的(たいえいてき)にするためのものではなかったと思う...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...退嬰的(たいえいてき)な無常観への逃避でもなければ...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...彼は商売に退嬰的な甥を勇気づけた...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...退嬰的ではあるけれど...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...評家が創作家でもある場合に於ける自己標準の退嬰的批評や他日を予想する下心的批評...
豊島与志雄 「月評をして」
...退嬰的な非建設的な創造である...
豊島与志雄 「神話と青春との復活」
...最も退嬰的であると考えられていた教員...
宮本百合子 「国際民婦連へのメッセージ」
...そんな退嬰的だから...
吉川英治 「随筆 新平家」
...退嬰的であったかのようだが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...かのぬめぬめとした滑らかな床と人を小馬鹿にするような退嬰的猿真似で置換された壁面彫刻を持つ冒的なトンネルを全速力で走り抜けてさえいたら――我々が見てしまったあるものを目にする前に...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??