例文・使い方一覧でみる「退かない」の意味
スポンサーリンク...たとえその水の中に溺れても立ち退かないと決心しているそうです... 
伊藤野枝 「転機」
...たとえ餓死しても退かないという決心で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...借家人はまだ立ち退かないが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もう決して立ち退かないからな...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...いかなることがあっても私はあとへは退かない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この連中が立退かない限り...
中里介山 「大菩薩峠」
...「寄るな平次、退かないか、丸橋先生、柴田先生が三百三十樽の毒藥のうち、百樽を此處に隱して、神田川上水に流し込む計略だつたんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...店先から立ち退かないとも取れます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...邪魔だ、退かないか、下手人は女だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの取引から手を退かない」山木は不意を喰って...
久生十蘭 「魔都」
...決して後へ退かないぞ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...ワラタは立派にバランスが取れていると言って一歩も退かない...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...いちどこうと思ったら雷が落ちてもあとへは退かない性分だ...
山本周五郎 「風流太平記」
...「一戸当りいくら宛（ずつ）出せば立ち退かないようにしてやる」と談判したところが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...しかも容易に、退かない、怯（ひる）まない...
吉川英治 「上杉謙信」
...――生虜るか殺すかこんどこそ呂布の始末をつけないうちは曹操は許都（きょと）へ退かない決心であった...
吉川英治 「三国志」
...しかし決して後（あと）へは退かない牛の脚である...
吉川英治 「親鸞」
...いっこう退かないし...
吉川英治 「平の将門」
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