...老年にて身まかりたる名女将といはれし柳橋(やなぎばし)林家女将追福の通袱紗(ふくさ)に句を乞(こ)はれて...
高浜虚子 「五百五十句」
...その月になって亡妻(ぼうさい)追福(ついふく)のために...
田中貢太郎 「頼朝の最後」
...上に梵字(ぼんじ)を書いて「爰追福者為蛇虫之霊発菩提也(ここについふくするものはだちゅうのれいぼだいをはっせんがためなり)」だのと書いた古い新しいさま/″\の卒塔婆と共に...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...父を追福するためもあつてか...
林芙美子 「風媒」
...母の追福のためだと想像していたが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...追福のひそかな営みをお祭にし...
久生十蘭 「だいこん」
...馬の追福のためにその石像を路傍に建つる由言い居る...
南方熊楠 「十二支考」
...毎人一銭を出して武帝の追福を修めたそうだ(『法苑珠林』九四)...
南方熊楠 「十二支考」
...毎度一人一銭ずつの追福税を厳課し...
南方熊楠 「十二支考」
...また人ごとに一銭の追福税を課し...
南方熊楠 「十二支考」
...又木の菩提追福のためにこの金(かね)を潔く女共へ呉れてしまおう……というので仕事の休み序(ついで)に柳町に押上り...
夢野久作 「近世快人伝」
...忌日追福(きにちついふく)の営みも...
吉川英治 「新書太閤記」
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