...この上追っかけて行ってまでも...
芥川龍之介 「路上」
...はやく追っかけてください...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...四十面相が、それらの、いっさいのことを、さとったときには、小林少年は、もう遠くへ逃げてしまっていて、いまさら、追っかけても、むだなことがわかっていました...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...はげしく追っかけられた...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...もしあんな時に追っかけでもしていようものなら...
田中貢太郎 「青い紐」
...直(す)ぐ追っかけて翌日貞之助に電話があり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ふらふらと追っかけて行く芳太郎の姿を見ると...
徳田秋声 「足迹」
...大きいのは追っかけてゆきます...
豊島与志雄 「椎の木」
...彼らが金切声をたてて小径(こみち)で追っかけ合ってるのが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それから両手を出して帽子を追っかけ...
豊島与志雄 「道化役」
...抜刀(ぬきみ)で俺を追っかけた浪人だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「錠がおりてますよ」お留は大きな鍵をお勝手の柱から外(はず)して追っかけます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私の視線を追っかけていた...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...競馬の追っかけが大勢おり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...町中の奴がお前達夫婦を見たいと云って追っかけまわしたのか...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...それから誰も追っかけて来る人間のないことを慥(たし)かめてひとまずそこの道傍(みちばた)にある材木のようなものに腰をおろした...
山本周五郎 「陽気な客」
...大勢の大将や兵隊が王様を先に立てて追っかけて来ます...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...警察で自由恋愛論をやる女学生……今の夫を嫌って前の夫の名を呼びながら往来を走る女……それを間男と間違えて追っかける男……世を厭(いと)うて穴の中に住む男……母親にたった一度叱られただけで自殺した女生徒……五円の金を返せないので自殺した妻……逃げた犬を探して公園のベンチに寝る男……なぞいう...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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