「迸」の意味
勢いよく飛び散る
小説での「迸」の使い方
...一なだれの煙焔(えんえん)が半空(なかぞら)に迸(ほとばし)つたと思ふ間もなく...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...――(突然(とつぜん)迸(ほとばし)る如(ごと)き嘲笑(てうせう))その言葉(ことば)を聞(き)いた時(とき)は...
芥川龍之介 「藪の中」
...迸(ほとばし)り出る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...是日山巓兩中の地爆裂して火を噴き砂石泥土を迸流し山麓の諸里落是が爲めに蕩盡せられ人畜の死傷せるもの夥し是時島の近海に新嶼を生ぜり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...また岩清水迸(ほとばし)る長沙(ちやうさ)の央(なかば)...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...草間(くさま)に迸(ほとばし)る岩清水(いはしみづ)の色...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...「あれこそ言々肺腑から迸(ほとばし)ったというのでしょう...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この氣象の迸れるに外ならざる也...
大町桂月 「妙義山の五日」
...やがて火光に向つて一道の水が烈しく迸出(へいしゆつ)したのを自分は認めた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...余憤の迸(ほとばし)るところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...湯の迸(ほと)ばしる音が盛(さかん)にする...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...文化主義の魂ひの泉より迸り出たこの思想を文化的生の基本的性格をなす自己實現と結び附けて眺める時...
波多野精一 「時と永遠」
...一念ここに及ぶごとに熱涙の迸(ほとばし)るを覚ゆるなりき...
福田英子 「妾の半生涯」
...二つの鼻腔から壮烈な蒸汽を迸らせるかと見る間もなく...
牧野信一 「剥製」
......
槇村浩 「一九三二・二・二六」
...身構えた二人の口から迸(ほとばし)った...
夢野久作 「斬られたさに」
...父性の大愛から迸(ほとばし)る声以外なものではない...
吉川英治 「剣の四君子」
...稲妻みたいにその声が迸(ほとばし)った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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