...語を変へて之を言へば闘争、欝屈(うつくつ)、不平、短気、迷想、剛直、高踏、逆俗等ありて数奇不遇不幸惨憺の境界に誘(いざな)ふに足る源因なかるべからず...
石橋忍月 「罪過論」
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泉芳朗 「十二月の島だより」
...読心術であるとか透視すなわち千里眼とか降神術とか幽霊研究とかいうような唯物観的な従来の思想では迷想なりとせられ...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...彼はかかる故なき迷想を抱くに至ったのであると...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...諸君の将来の活動についていろんな迷想を懐くことであろう...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...教育はその大迷想を続けんがために一種の無知を奨励する...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...いたずらに目をふさいで迷想するだけではだめである...
寺田寅彦 「知と疑い」
...迷想に屬する分子を除却し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...迷想に投じて之れを死地に陷る其目的唯だ破壞に在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...迷想に属する分子を除却し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...迷想に投じて之れを死地に陥る其目的唯だ破壊に在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...これは單に迷想に過ぎない...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...私はぼうつとして何かに興味を持つて来ると先から先へと迷想に耽つて畢ふことが度々であつた...
長塚節 「隣室の客」
...欲は迷想とこそいうべけれ...
新渡戸稲造 「自警録」
...イヽ気な迷想に耽つた...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...半ば学理半ば迷想に由りて盛んに行われたもので(今日とてもこの類の物が薬餌(やくじ)香飾等と混じて盛んに行わるるは...
南方熊楠 「十二支考」
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