...迷惑至極な電話が来た...
...彼女の迷惑至極な態度には閉口した...
...あの人は迷惑至極な人間だと思う...
...迷惑至極な仕事を任せられた...
...彼の迷惑至極なジョークには全員がわれて笑った...
...迷惑至極な臆測じゃ...
芥川龍之介 「忠義」
...迷惑至極な話である...
石川啄木 「所謂今度の事」
...」「迷惑至極だとおつしやるんですか...
薄田泣菫 「茶話」
...君らとこうして会うだけでも迷惑至極だ」と剣もほろろ...
高見順 「いやな感じ」
...首の方から来てそこへついたので――愚僧迷惑至極に存じております...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...ただ迷惑至極だったのは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...この場合迷惑至極なのは象である...
寺田寅彦 「解かれた象」
...あれは演説のきらいな人間には迷惑至極なものである...
寺田寅彦 「路傍の草」
...軍人の政治理論や社会理論が世間人に取って迷惑至極であるように...
戸坂潤 「社会時評」
...また迷惑至極であろう...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...ゆき子の訪問を迷惑至極に思つた...
林芙美子 「浮雲」
...いわれなく力士のために腕を折らるるは迷惑至極と言うべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...迷惑至極とは思いながら...
穂積陳重 「法窓夜話」
...我々が迷惑至極である...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...たった一つの迷惑至極(しごく)なものは鼠(ねずみ)であった...
柳田国男 「海上の道」
...ところが、その後、俊基が都返りしてから知ッた頼春の消息によると、教えられたとおり、頼春は楠木家を訪ねて行ったが、正成は会ってもくれず、また、家族を通じて、じぶんの赤心(まごころ)を訴えてみても、「――さような儀は、とんと正成のあずかり知るところにあらず、人に、よい死に場所を与えよなどと申すおたのみは、迷惑至極」と、ニベもない挨拶で追われたということだった...
吉川英治 「私本太平記」
...もってのほかだッ」温厚な又右衛門も、やや気色(けしき)ばんで、「申す者が、お身のような男だから、聞く方も、冗談とは思うだろうが、かりそめにも嫁入り前のむすめ、迷惑至極じゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...迷惑至極なことであったが...
吉川英治 「親鸞」
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