...かの方向に迷うたるイスラエル人を誘導したるがごとく...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...前資本主義的伝統の理解は途方に迷うだろう...
戸坂潤 「読書法」
...迷う危険のない案内知った堅固な陸地であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は途に迷うかも知れないのだ...
豊島与志雄 「旅人の言」
...その処を知るにはかえって迷うおそれがなかった...
永井荷風 「葛飾土産」
...橋の上に立ち迷う...
永井荷風 「深川の唄」
...これから紀州の方へ通る者だが道に迷うた...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうなるとまた落着くところに迷うかも知れぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...……「ええ、迷うたぞ迷うたぞ!」――「おお、迷うて出たか、執念の鬼めが……」紙芝居は今や興奮の絶頂で、実にも物凄い男女の声色を振りしぼつてゐた...
牧野信一 「真夏の朝のひとゝき」
...私の耳も判断に迷うことがある...
宮城道雄 「音の世界に生きる」
...迷う筈だよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...俺に対して油断するわけはないが」「何を迷うておられるのです...
吉川英治 「三国志」
...軍の方向に迷うようなことはせぬ」「それこそ...
吉川英治 「三国志」
...帝はただ迷うばかりだった...
吉川英治 「三国志」
...何を血迷うて」「いいえ...
吉川英治 「私本太平記」
...徒(いたず)らに眼に沁みて立ち迷う...
吉川英治 「新書太閤記」
...何を血迷うて吠ゆるか...
吉川英治 「新書太閤記」
...暗澹たる煙(けぶり)の低く立ち迷う中を...
吉川英治 「親鸞」
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