...やったな! 血迷うな...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「深夜の客」
...つめたいのか痛いのかちょっと感覚の判断に迷う...
谷譲次 「踊る地平線」
...手に取り上げて見るとお宮と一緒にいるような薫(かお)りの高い香水の匂(にお)いが立ち迷うている...
近松秋江 「うつり香」
...その処を知るにはかえって迷うおそれがなかった...
永井荷風 「葛飾土産」
...霞に迷う如意(にょい)ヶ岳(たけ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...立ち迷うているムクをめがけて雨のように降る...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は隙(す)かさず迷うという意味を聞き糺(ただ)しました...
夏目漱石 「こころ」
...家祿を没収されて幾百千人の家臣は路頭に迷うことでしょう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...迷うこともあるものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...路頭に迷うことになる...
火野葦平 「花と龍」
...お母さんも迷う心をふりすてて離縁をすることになったのでした...
三浦環 「お蝶夫人」
...(二)清渭の流れ水やせてむせぶ非常の秋の声夜は関山の風泣いて暗(やみ)に迷うか...
三好十郎 「樹氷」
...迷うということは我々にはもうなくなっているのだ...
室生犀星 「花桐」
...迷う筈だよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...なお迷うものの如く...
吉川英治 「三国志」
...帝はただ迷うばかりだった...
吉川英治 「三国志」
...ゆくすえ再び名聞や利欲の争いに踏み迷うなよ...
吉川英治 「私本太平記」
...ここに立ち迷うて居りました』『お身は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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