...おぬいさんだけに聞いていただこうかと迷いました……しかし結局お二人の前で申しあげるのが一番いいとおもいました...
有島武郎 「星座」
...揃いも揃って迷信家ときている...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...八幡(やはた)の藪(やぶ)知らずで路に迷うて行きづまった場合には後へもどって別の道を試みるよりほかにいたし方がないごとく...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...ずいぶん迷っていました...
太宰治 「斜陽」
...大学生はその親切を却って迷惑がってる様子で...
豊島与志雄 「変な男」
...パリーの地下の迷宮は今日...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...川止は実に旅客の迷惑であったが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...十九ある日の午後私は後ろの山の頂上にみえる大きな松を目あてに登つてゆくうちにいつかふみ迷つて路もない谷あひへはひつてしまつた...
中勘助 「銀の匙」
...近頃じゃなかなか巧妙になってるからなおなお自覚心が増してくるんだね」と番が迷亭先生の頭の上に廻って来る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...恥ではないだらうか?」私はさう迷ひ...
「處女作の思ひ出」
...わたしはわたしに迷わされているらしい...
原民喜 「鎮魂歌」
......
二葉亭四迷 「遺言状・遺族善後策」
...概(おおむ)ね迷庵におけると同じく...
森鴎外 「渋江抽斎」
...日本人は迷はない人間であらう...
森林太郎 「當流比較言語學」
...印刷の迷惑を憚(はばか)ってしばらく略しておく...
柳田國男 「地名の研究」
...迷惑千万(めいわくせんばん)なる話なれど是非もなく...
柳田国男 「遠野物語」
...そんな連中がまだ宙に迷ってるのか」「お岩さんなんか...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...悔いたり迷っていない果断にある...
吉川英治 「上杉謙信」
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