...潜在意識の所産などなどと説く懐疑者の迷を醒ますに足ると思う...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...幸福も息子たちを見捨てるだろう!』――それは迷信(めいしん)です...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...平な頂上で路に迷い...
石川欣一 「可愛い山」
...恰(あたか)も現世(このよ)の人の路を踏み誤つて陰府に迷ひ入れるが如し...
石川啄木 「閑天地」
...「動揺」の中に「白樺のM氏と可なり青鞜社でも迷惑を感じたC子氏との恋にくらべられたのは不快な気がした云々(うんぬん)」と云ふのがそれです...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年一月号)」
...笙(しょう)篳篥(ひちりき)ノヨウナモノヲ鳴ラサレルノハ迷惑ダケレドモ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...その権力的統制には頑迷な老人に見らるるような...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...「そら迷子(まいご)が帰って来た」と云った...
夏目漱石 「行人」
...雨の音のする中で方角に迷った...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...漆桶(しっつう)を抜くがごとく痛快なる悟りを得て歓天喜地(かんてんきち)の至境に達したのさ」あまり迷亭の言葉が仰山(ぎょうさん)なので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...今日の猛襲に恐怖昏迷している...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...「突然過ぎて何とも云ひやうもないんですが――」彼は身の振り方に迷つてゐるらしかつたのである...
牧野信一 「病状」
...さもさも迷惑さうに小言を云つても...
牧野信一 「妄想患者」
...踏(ふ)み迷(まよ)ふなと...
水野仙子 「悔」
...迷惑な話だというのである...
宮城道雄 「レコード夜話」
...大抵の人なら迷ってしまうかも知れませんわ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...去就(きょしゅう)に迷うのもむりはない...
吉川英治 「新書太閤記」
...路頭にも迷うような...
吉川英治 「野槌の百」
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