...堂々たる述作だったが...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...之れを述作したる詩人が...
高木敏雄 「比較神話学」
...小述作を試みて見たりした...
高浜虚子 「子規居士と余」
...為永春水(ためながしゅんすい)の小説『梅暦(うめごよみ)』の続篇たる『辰巳(たつみ)の園(その)』以下『梅見船(うめみのふね)』に至る幾十冊の挿絵は国直の描く処にして余は春水の述作と併(あわ)せて深くこの挿絵を愛す...
永井荷風 「江戸芸術論」
...その頃文学小説の出版としいへば殆ど春陽堂一手の専門にて作家は紅葉(こうよう)露伴(ろはん)の門下たるにあらずんば殆どその述作を公(おおやけ)にするの道なかりしかば...
永井荷風 「書かでもの記」
...ここにおいてや通俗小説の述作豈(あに)それ容易の業(わざ)ならんや...
永井荷風 「桑中喜語」
...狂歌と浄瑠璃の述作ほどむづかしきものはなし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...述作に対すると思いついた事をいい加減に述べる...
夏目漱石 「作物の批評」
...外国語でえらい文学上の述作をやって...
夏目漱石 「処女作追懐談」
...述作と述作の目的とは斬ると殺すくらいの差じゃなかろうかと思います...
夏目漱石 「創作家の態度」
...ただ述作だけを目懸(めが)けて取りかかっても同じ事だと私は思ってるのであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...思うようになるかならないか自分にさえ予言のできかねるのが述作の常であるから...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...述作そのものに興味があるよりも...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...ソビエト・ロシア文学の史的研究は注目すべき述作であった...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...且述作の事たる、功あれば又過(あやまち)がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...『中山世鑑(ちゅうざんせかん)』または同じ著者の述作が始めであって...
柳田国男 「海上の道」
...宗教的述作へ専心しはじめたトルストイは...
米川正夫 「クロイツェル・ソナタ」
...しかるに『史記』の記者はこの章を取って『春秋』述作の動機とし...
和辻哲郎 「孔子」
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