...述作者其人の地位と...
高木敏雄 「比較神話学」
...上代人の述作は上代人の思想によってそれを理解すべきであって...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...述作の興味も湧(わ)くわけである...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...狂歌と浄瑠璃の述作ほどむづかしきものはなし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...家を遷せば近隣目新しく近隣目新しければ従って観察の興を催し述作の資料を得る事尠(すくな)からずと...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...移居の述作に効あるや誠に理ありと言うべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...文学上の述作を批判するにあたって(詩は詩...
夏目漱石 「作物の批評」
...しかしこの態度が述作の上において唯一(ゆいいつ)の態度と云うのではない...
夏目漱石 「写生文」
...ただ述作だけを目懸(めが)けて取りかかっても同じ事だと私は思ってるのであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...皆在来の述作を材料として...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...直接世間を相手にする芸術家に至ってはもしその述作なり製作がどこか社会の一部に反響を起して...
夏目漱石 「道楽と職業」
...述作は思う通りにやれるし...
夏目漱石 「野分」
...思うようになるかならないか自分にさえ予言のできかねるのが述作の常であるから...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そのレビユウ役者の景情を活写してよく世上の喝采を博した述作には...
正岡容 「浅草燈籠」
...また抽斎をして力を述作に肆(ほしいまま)にせしむるに至らなかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...彼が述作以上に加うることを得なかったのである...
柳田国男 「雪国の春」
...宗教的述作へ専心しはじめたトルストイは...
米川正夫 「クロイツェル・ソナタ」
...しかるに『史記』の記者はこの章を取って『春秋』述作の動機とし...
和辻哲郎 「孔子」
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