...二年前の自分の述作が粗末ながら表装されて懸っていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...是等の述作中に含有せらるる...
高木敏雄 「比較神話学」
...之れを述作したる詩人が...
高木敏雄 「比較神話学」
...述作者其人の地位と...
高木敏雄 「比較神話学」
...小述作を試みて見たりした...
高浜虚子 「子規居士と余」
...上代人の述作は上代人の思想によってそれを理解すべきであって...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...その述作の精神と動機と目的とがどこにあるかを明らかにすることであるので...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...述作の受験は、人出の多い七月十四日の祭日の翌日に当たっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...述作の興味も湧(わ)くわけである...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...「安然は伝教大師の系族なり、長ずるに及び、聡敏(そうびん)人に邁(すぐ)れ、早く叡山に上り、慈覚大師に就いて顕密の二教を学びてその秘奥(ひあう)を極む、又、花山の辺昭に就いて胎蔵法を受く、博(ひろ)く経論に渉猟(せふれふ)し、百家に馳聘(ちへい)して、その述作する所、大教を補弼(ほひつ)す、所謂(いはゆる)『教時問答』『菩提心義』『悉曇蔵』『大悉曇草』等なり、その『教時問答』は一仏一処一教を立て、三世十方一切仏教を判摂す、顕密を錯綜(さくそう)し、諸宗を泛淙(はんそう)す、台密の者、法を之に取る、その『悉曇草』は深く梵学(ぼんがく)の奥旨(あうし)を得たり...
中里介山 「大菩薩峠」
...述作に対すると思いついた事をいい加減に述べる...
夏目漱石 「作物の批評」
...外国語でえらい文学上の述作をやって...
夏目漱石 「処女作追懐談」
...酔興(すいきょう)に述作をするからだと云うなら云わせて置くが...
「入社の辞」
...述作は思う通りにやれるし...
夏目漱石 「野分」
...この物質的に何らの功能もない述作的労力の裡(うち)には彼の生命がある...
夏目漱石 「野分」
...現代の文士が述作の上において要求する所のものは...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...現代の文士が述作の上において最も要求する所のものはそれらではない...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...堂々たる述作であるといふことである...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
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