...この事は後にくわしく述べるとして...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...その様式に対して私が思うところを述べるのは許されることだと思う...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...私はさういふ後進者の原稿を読んで感想なり批評など述べる時に...
宇野浩二 「質屋の主人」
...次に述べるのはリーヅ(北イングランドの工業都市)に近い炭鉱に関係する私の親戚が私の質問にたいして答えたものである...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...このやや奇抜なという方は後になって別に述べることにいたします...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...それを述べる前に...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...奇抜な考(かんがえ)をいうのでも新しい説を述べるのでもない...
津田左右吉 「陳言套語」
...けれどもここに述べるプティー・ピクプュスのベルナール・ベネディクトの女たちは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...初対面の挨拶(あいさつ)やら会見の礼やらを述べると...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...生憎(あいにく)先月から大磯へ避暑に行って留守でした」と真面目くさって述べる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...少々後戻りしてその後の加十の行動を述べると...
久生十蘭 「魔都」
...次に述べるいくつかの原理に触れることは適切であろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...――私がこの事がらを述べるのはただ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...兔や角と無用な陳腐な意見を述べる氣にはなれないのだつた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...最も親切にかたくなな私をよき友達としてつきあつて下さつた皆さんに別辭を述べるには多少の感慨があります...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...津浪の発光を述べる場合に記すことにしたい...
武者金吉 「地震なまず」
...地理を述べる時、「日本は朝鮮のような半島ではなく島国である」と記しましたら、朝鮮云々(うんぬん)の数語は抹殺されました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...少しばかりその実例を述べると...
柳田国男 「木綿以前の事」
便利!手書き漢字入力検索