...われ慌てゝ迯(に)ぐるを...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...たべかけてゐた魚(さかな)を「う呑(のみ)」にして迯(にげ)だしたさうです...
竹久夢二 「コドモノスケッチ帖」
...おどろいて鹿(しか)は迯(に)げだした...
竹久夢二 「コドモノスケッチ帖」
...よつぽど遠(とほ)くまで迯(に)げのびたが...
竹久夢二 「コドモノスケッチ帖」
...洗濯しても洗濯甲斐のないやうな生活――その生活から迯(のが)れ度い...
田山録弥 「百日紅」
...知つてゐる人々から変な眼付をされる今の生活から迯れ度い...
田山録弥 「百日紅」
...迯れたいと気が附いた時には...
田山録弥 「百日紅」
...早(はや)うお迯(に)げなされ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...乘小舟迯越後」とあるのを參考すると...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...上下(かみしも)に迯(に)げて廻(まわっ)て遣(やっ)たことがある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...いよ/\戦争になって迯(に)げる時にその家を担(かつ)いで行かれるものでない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...何処(どこ)かに迯(に)げる用意はして置かなければならぬ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...遠方へ迯(に)げ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...急に夕立でも降つて來ると躄が立つて迯出すといふやうなことはいくらもありました...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...播磨神崎(かんざき)郡に高迯(たかそれ)がある...
柳田國男 「地名の研究」
...迯げたり隠れたり...
山本周五郎 「菊屋敷」
......
横瀬夜雨 「花守」
...秋三は安次を世話する種々な煩雑さから迯(のが)れようとしていた今迄の気持がなくなって...
横光利一 「南北」
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