...迯げ出すところを後から斬り附けられた記事へ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...おどろいて鹿(しか)は迯(に)げだした...
竹久夢二 「コドモノスケッチ帖」
...よつぽど遠(とほ)くまで迯(に)げのびたが...
竹久夢二 「コドモノスケッチ帖」
...洗濯しても洗濯甲斐のないやうな生活――その生活から迯(のが)れ度い...
田山録弥 「百日紅」
...知つてゐる人々から変な眼付をされる今の生活から迯れ度い...
田山録弥 「百日紅」
...迯れたいと気が附いた時には...
田山録弥 「百日紅」
...重(おも)い心(こゝろ)の倅(せがれ)めは其(その)明(あか)るさから迯戻(にげもど)り...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...乘小舟迯越後」とあるのを參考すると...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...上下(かみしも)に迯(に)げて廻(まわっ)て遣(やっ)たことがある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ソロ/\迯(にげ)仕度をすると云うような事で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...何処(どこ)かに迯(に)げる用意はして置かなければならぬ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...遠方へ迯(に)げ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...急に夕立でも降つて來ると躄が立つて迯出すといふやうなことはいくらもありました...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...貴公の母の夫だつた男爵が旅行中の一夜母が受持僧を引入て會ひ居る處へ夫が不意に還つて戸を敲いたので窓を開いて迯げさせた...
南方熊楠 「人柱の話」
...はう/\の態(てい)で迯(に)げだしました...
宮原晃一郎 「拾うた冠」
...「……まさか迯がす手引きをするようなことはないでしょうな」「わたくし黒川一民のむすめでございます」殆んど夢中でそう云った...
山本周五郎 「菊屋敷」
...秋三は安次を世話する種々な煩雑さから迯(のが)れようとしていた今迄の気持がなくなって...
横光利一 「南北」
...二人の間にはまだそれから迯れきれぬものが残っていた...
横光利一 「旅愁」
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