...あれは迦葉山へ参るので...
石川欣一 「山を思う」
...迦葉山では金を貸す...
石川欣一 「山を思う」
...禅の始祖迦葉はその奥義を阿難陀(あなんだ)に伝え...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...または祖師迦葉(かしょう)と阿難陀(あなんだ)をしたがえた釈迦牟尼(しゃかむに)の像があるのを除いてはなんの飾りもない...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...それを字義通りに大切にするために佛が滅せられた年の七月に大迦葉が五百の仏弟子を集めて一切経を結集したのであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...それから脇士(わきし)の阿難迦葉(あなんかしよう)の八尺の立像をも彫(きざ)まれました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...迦葉仏(かしょうぶつ)ノ時ニ於(おい)テ...
田中英光 「野狐」
...迦葉(かしょう)・阿難(あなん)の二尊者(そんじゃ)を連れた釈迦牟尼如来(しゃかむににょらい)がそこを通りかかり...
中島敦 「悟浄歎異」
...仏いわく昔迦葉仏(かしょうぶつ)の時...
南方熊楠 「十二支考」
...梵天の孫迦葉波(カーシャバ)の子という...
南方熊楠 「十二支考」
...しからば我師迦葉波(かしょうは)如来は今何処(いずこ)にありやと問う...
南方熊楠 「十二支考」
...人寿二万歳の時迦葉波仏...
南方熊楠 「十二支考」
...釈迦如来涅槃に臨んで大迦葉に付嘱した法衣を持って弥勒仏に授け奉る...
南方熊楠 「十二支考」
...法のために世に住する摩訶迦葉とはこの人これなりと呵(か)するので一同睾丸縮み上って恐れ入る...
南方熊楠 「十二支考」
...「迦葉尊者は鶏足に袈裟を守って閉じ籠る」という和讃(わさん)あれば...
南方熊楠 「十二支考」
...全く弥勒と迦葉の仏説に因った号と察する...
南方熊楠 「十二支考」
...後ち迦葉、妙賢が王舍城に來るに逢ひ、其容貌の變れるをみて、既に破素されたと知た(Schieffiner,‘Tibetan Tales,’ 1906, p. 203)好色五人女一の三に、清十郎、女共が獅子舞見に、立去た幕の内でお夏と戯れた後ち、一同伴て姫路に歸る、「思ひなしか、はやお夏腰付き扁たくなりぬ」とあるが、五百人にもしられたら、姿で分るは知れた事、お夏は「其年十六まで、男の色好で、今も定まる縁もなし」とあるから、其時まで素女だつたか、甚だ疑はしく、腰付き扁たく成たは、幕の内での早業に疲れてか、破素された徴候か、判然せぬ...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...この時真に見たのはただ摩訶迦葉(かしょう)一人である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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