...南無大慈大悲(なむだいじだいひ)釈迦牟尼如来(しゃかむににょらい)も...
芥川龍之介 「俊寛」
...――兄は始終藪医者などと莫迦(ばか)にした人でございますが...
芥川龍之介 「雛」
...それが如何に荒唐無稽で莫迦げていても容易に心を変えぬ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...信吾さん!』『莫迦な!』と言つたが...
石川啄木 「鳥影」
...莫迦(ばか)に「論文(エッセイ)」を述べたてちまったが...
海野十三 「電気看板の神経」
...その一切経の初めは迦葉が...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...莫迦に重要めいてるが何だろうと思って開けてみると...
谷譲次 「踊る地平線」
...釈迦が嶽の頂上へ登ろうとするのは...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...この本で釈迦の事蹟の俤を知り...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ぢき裏の路地の奥に蓬莱豆をこしらへる家があつて倶梨迦羅紋紋(くりからもんもん)の男たちが犢鼻褌(ふんどし)ひとつの向ふ鉢巻で唄をうたひながら豆を煎つてたが...
中勘助 「銀の匙」
...こんな莫迦(ばか)な話があるか...
中島敦 「光と風と夢」
...莫迦げたほどのお金持になるのかもしれないわね...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...すなわち「か」ならば「加」、「迦」、「可」など、いろいろの文字があるのを皆「か」と読んで、どれも皆「か」の音を表わす同類の仮名であると考えていた...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...私はそんな莫迦気たことを切りにうとうとと思ひつゞけてゐた...
牧野信一 「痴想」
...かの如来は大涅槃(だいねはん)に入りて既に久しと聞いて目を閉じ残念な顔付しまた釈迦如来は世に出たかと問うから...
南方熊楠 「十二支考」
...面壁九年といって、釈迦一代の説法、各宗の精髄どころを達磨(だるま)という蒸溜器(ランビキ)に容(い)れて煎(せん)じて、煎じて、煎じ詰める事九年、液体だか気体だかわからない...
夢野久作 「近世快人伝」
...山の高さも知れぬ無智をもって山にとりつく莫迦者(ばかもの)があるかっ」語尾つよく...
吉川英治 「剣の四君子」
...お釈迦さまへ掌(て)をあわせに来るのが半分で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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