...のみならず釈迦は生まれる時...
芥川龍之介 「おぎん」
...脚を空中高く上げたものである! 実にどうも莫迦気た話であるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ちと晩酌(ばんしゃく)が過ぎますよ」「莫迦(ばか)ッ...
海野十三 「空襲葬送曲」
...なんという大莫迦者であろう...
海野十三 「軍用鮫」
...次に宇迦(うか)の御魂(みたま)二柱...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...夕暮の光にすかして見ると「釈迦牟尼仏」と書いてあつた...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...みんなお墓のあすこにある方ばかりだそうでございます」「何? 死んでる人?」「旦那様のお逢いになったとおっしゃる方たちはみんな幽霊でございます!」「莫迦(ばか)な! 今時そんな莫迦な話が!」と私は何気なく腹を抱えようとした...
橘外男 「逗子物語」
...莫迦莫迦しい騒ぎもひとまず納まって...
橘外男 「逗子物語」
...お陰で私はしばらく莫迦な顔をして...
橘外男 「蒲団」
...抑々莫迦々々しいのだということを...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...經文にあることは何も彼も皆んなお釋迦さんの話だといふ...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...莫迦莫迦(ばかばか)しいことだが...
堀辰雄 「美しい村」
...こんな莫迦気た自尊心など...
牧野信一 「公園へ行く道」
...それがまた莫迦にはつきりと反響して...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...若年の時真言宗の金剛界曼陀羅を見ても何の事か分らず、在英中土宜法竜僧正から『曼荼羅私鈔』を受け読み噛(かじ)ると、塔中(たっちゅう)三十七尊を記せる内、阿(あしゅく)、宝生、無量寿、不空成就(ふくうじょうじゅ)の四仏が嬉(け)鬘(まん)歌(か)舞(ぶ)の四菩薩を流出して大日如来を供養し(内四供養(うちのしくよう))、大日如来件(くだん)の四仏を供養せんとて香(こう)華(げ)燈(とう)塗(ず)の四菩薩を流出す(外四供養(そとのしくよう))、塗(ず)とは、〈不空成就仏、塗香を以て供養す、釈迦穢土に出で、衆生を利益せんと、濁乱の境界に親近す、故に塗香を以て穢濁を清む、この故に塗香を以て供養するなり〉とあった...
南方熊楠 「十二支考」
...お釈迦さんでもやっぱり縮れているじゃないか...
矢田津世子 「茶粥の記」
...迦陵頻伽(かりょうびんが)の声ともきこえる山千禽(やまちどり)のチチとさえずる朝(あした)――根本中堂(こんぽんちゅうどう)のあたりから手をかざして...
吉川英治 「親鸞」
...人間が莫迦(ばか)になりますから」「じゃあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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