...革命時代の仏国文明は支那現在の文明よりも迥(はるか)に進んでいた...
大隈重信 「日支親善策如何」
...若い虎は老虎より迥(はる)かに物多く殺し一度に三...
南方熊楠 「十二支考」
...尋常のヤマカガシなども今より迥(ずっ)と老大のもありたるべく...
南方熊楠 「十二支考」
...その例迥(はる)かに男より多くその話もまたすこぶる多趣だ...
南方熊楠 「十二支考」
...釈尊出生より迥(ずっ)と前から翼ある馬の譚がインドにあったのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...そのごとく声聞(しょうもん)や縁覚(えんがく)よりは菩薩迥(はる)かに功徳殊勝なりとし...
南方熊楠 「十二支考」
...これは一番穴――が迥(はる)かましとの断定...
南方熊楠 「十二支考」
...迥(はる)かにすぎてゆくような遠い思いであった...
室生犀星 「荻吹く歌」
...迥(はる)かな山平に袴野ノ麿と貝ノ馬介とが...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...はっきりと何鳥だかの区別さえできかねるほど迥(はる)かなものだった...
室生犀星 「姫たちばな」
...和泉の人は迥(はる)かに基経のいる処(ところ)から遠ざかって行き...
室生犀星 「姫たちばな」
...迥か上流を見たが...
室生犀星 「姫たちばな」
...すぐ生田川の流れを見迥(みはる)かされる...
室生犀星 「姫たちばな」
...夏のこの頃が迥(はる)かにましである...
森鴎外 「あそび」
...迥(はるか)にわたくしに優(まさ)った済勝(せいしょう)の具を有していた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...級の席次は迥(はるか)に下(しも)にいた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...6845大いなる天分を享けた人間だけは将来これまでより迥(はるか)に高い出所(でどころ)を有せなくてはならんのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...江戸のことは迥(はる)かに遠かった...
山本周五郎 「山彦乙女」
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