...ろくに返事をしない...
梅崎春生 「記憶」
...もう使っているのかい?」栄介が返事をしないので...
梅崎春生 「狂い凧」
...手前は返事をしないな...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...何より雪子が好い返事をしないであろうと思われるのは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...……返事をしない男! 厚狭駅の待合室で...
種田山頭火 「其中日記」
...返事をしないわけにはゆかず...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...所が日本では返事をしない...
内藤湖南 「日本文化の獨立」
...「禍根は、ここにござりましょう」八郎太は、返事をしないで、益満の顔を眺めていた...
直木三十五 「南国太平記」
...返事をしないのみならずそのままで...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここの暗闇のなかで返事をしないということは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...返事をしないから」「豚が放火(ひつけ)をするわけはないんだから...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...僕は返事をしない...
堀辰雄 「不器用な天使」
...こちらはまだ返事をしないうちに...
本庄陸男 「前夜」
...私はどうでもいいんだが――」という風な返事をしないようにならなければならないということです...
宮本百合子 「新しい躾」
...ふきげんに返事をしない)……でも...
三好十郎 「その人を知らず」
...声を掛けて見たが返事をしない...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...言葉の違いを気にして返事をしない場合が多かったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...「すみませんが内密で僕にその鼓を見せて頂けないでしょうか」「……………」妻木君は返事をしないで又も私の顔をシゲシゲと見ていたが...
夢野久作 「あやかしの鼓」
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