...返らない歎きを重ねた揚句...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...ホーテンスの方へは振返らないで...
海野十三 「地球発狂事件」
...矢と弓はとても手に返らないと思ったが...
田中貢太郎 「申陽洞記」
...二度と後を振り返らないつもりであったが...
徳田秋声 「縮図」
...もう返らない幾年か前蘿月(らげつ)の伯父につれられお糸も一所(いっしょ)に酉(とり)の市(いち)へ行った事があった……毎年(まいとし)その日の事を思い出す頃から間(ま)もなく...
永井荷風 「すみだ川」
...兵馬は半身を起して、その後ろ姿をじっと見つめたけれども、女は振返らない...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人はそこをふり返らないで話を切り上げる訳に行かなかった...
夏目漱石 「明暗」
...それまでに千両箱が二つ揃って返らないと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...グレーテは死骸のほうを振り返らないではいられなかったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...平田はなお見返らないで...
広津柳浪 「今戸心中」
...後ろを振り返らないでね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...自分はただ教育にさまたげられてふり返らないだけだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...ひっくり返らない限り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...汽車が引っくり返るか返らないか」「馬鹿な……それ位の石はハネ飛ばして行くにきまっとる」「インニャ……引き割って行くじゃろうて……」「論より証拠やってみい」「よし来た」間もなく来かかった列車は...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...どんな暴風雨(あらし)が来ても引っくり返らないようにして...
夢野久作 「白髪小僧」
...いつ寝返らないとも限らない...
吉川英治 「新書太閤記」
...返らないことだが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――返らない年月を呼んでみたって始まらないじゃないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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