...星野に対してはあの近づきがたいような頭の良さと...
有島武郎 「星座」
...さすがに土用の猛暑も近づきがたい...
心猿 「露伴忌」
...近づきがたい容威と...
竹久夢二 「砂がき」
...ザビーネの影が閉じ込められてる近づきがたい侵しがたい奥殿を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ことにもっとも高尚なもっとも近づきがたい魂を訪れるかの観がある情熱である...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...到底近づきがたい難解の書である...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...私は最初から先生には近づきがたい不思議があるように思っていた...
夏目漱石 「こころ」
...昔は一般から見て今の天皇陛下以上に近づきがたい階級のものがたくさんおったのです...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...その事務室へはどうやら近づきがたいようです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それは裁判官にも近づきがたいものなので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...みんな近づきがたい人びとであり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...その姿はあまりにも遠くて近づきがたいので...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...普通の理解力ではぜんぜん近づきがたい思考の奥深くに隠れているのだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...何か近づきがたいような孤独の相を帯びてみえるけれど...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...近づきがたいすみかからきた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...忽(たちま)ちにして八の字をよせたにがい顔の近づきがたい男になる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...近づきがたい尊厳さがそこにあるではないか...
柳宗悦 「工藝の道」
...なにか近づきがたいものに見ていた...
吉川英治 「私本太平記」
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