...非常に迅速に仕事がはかどる...
石川欣一 「可愛い山」
...それを迅速に前後に動して...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...倉庫は作戦を迅速にするためなるべく敵地に近く設くるを有利とするも...
石原莞爾 「戦争史大観」
...二十万の大軍が広大なる正面をもって千キロ近き長距離を迅速に前進し...
石原莞爾 「戦争史大観」
...自動車は迅速にそれを分配して歩く...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「共産食堂」
...迅速に旋転しながら昇って行ったが...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...新聞の記事はその日その日の出来事をできるだけ迅速に報知する事をおもな目的としている...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...『今迅速にトロイアとアカイアの軍さして行け...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...馬に鞭あて迅速にヘクト,ル目がけ迫り來つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...トロイアの兩陣さして迅速に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...簇がる物は迅速に脳裏を馳け廻(めぐ)るであろう...
夏目漱石 「幻影の盾」
...出来得るだけ迅速に...
平出修 「逆徒」
...しかしこの新しい言葉も、非難する人、弁護する人等のお陰で、迅速に広がり、今ではほとんど誰もの口に上り、辞典にまで載るに至りました...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...彼をして、かくも迅速に、今日の大(だい)を成さしめたものはもちろん彼自身の素質だが、それを扶けたのは彼をめぐって雲のごとく起った謀士良将の一群であり、とりわけ荀(じゅんいく)のような良臣の功も見のがせない...
吉川英治 「三国志」
...人間の素質、あるいは平常の心がまえなどが、こういう際の直感を、迅速に助けて、その方向を誤(あやま)たしめないことは確かであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...いかに迅速に、いかに緊密に――しかも敵をして間隙(かんげき)を窺(うかが)ういとまもなきうちに、これを成就(じょうじゅ)さすかが――眼目であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...その時怖ろしく迅速に働いていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...アタワルパは迅速にカハマルカまで進出してそこに止まり...
和辻哲郎 「鎖国」
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