...息せき切って防空壕に辿(たど)りついたはいいが...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...少しばかりのお世話をした縁故を辿(たど)って西部軍管区司令官の許(もと)まで...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...その村道を辿(たど)り始めました...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...人の影について辿(たど)って行くと...
徳田秋声 「あらくれ」
...後者はこの過程を逆に辿って整頓することによって論理的・表現的な形態を之に与える仕方を指す...
戸坂潤 「辞典」
...安藤竜太郎はその視線を辿って...
豊島与志雄 「電車停留場」
...彼は遂に一つのものに辿りついた...
豊島与志雄 「二つの途」
...三和土(たたき)を辿(たど)って突き当る訳になる...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...示された通りの足数を辿ると...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...品川の方へ辿(たど)つて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それからどうした」「花川戸へ辿(たど)り着いた時は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...せいぜい明治十七八年以前へは辿ってゆけない...
平林初之輔 「日本の近代的探偵小説」
...漸く無事に勝手に辿り着いたが電灯が容易に見当らない...
牧野信一 「痴想」
...況(まい)て教(おしえ)を承(うけ)て写(か)く者は夢路を辿(たど)る心地して困じて果はうち泣くめり云々など書ける...
正岡子規 「墨汁一滴」
...まことに恐るべき新代生活者が辿るものまにあの道である...
室生犀星 「聖三稜玻璃」
...いっそう命名の本意を辿(たど)りがたくする例は...
柳田國男 「地名の研究」
...しかしこれに反して私が辿(たど)って行く岨道は...
夢野久作 「眼を開く」
...既に消え果てた道を辿(たど)って...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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