...別(わかれ)の辻風(つじかぜ)のたち迷ふあたり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...北部仏蘭西の街の十月の夜の辻風は可なりに寒い...
與謝野寛 「素描」
...「不破村の辻風(つじかぜ)」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「きっと、辻風の手下が、来るにちがいない……来たら……」「来たら、俺が、挨拶してやるよ、心配しないがいい」山を降りて来たころ――沢はひっそり黄昏(たそが)れていた、風呂の煙が一つ家(や)の軒からひろがって、狐色の尾花の上を低く這(は)っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おれも片腕を貸してやろうじゃないか」「しらをお切りでないよ」「なんだと」「下手人は辻風典馬(てんま)だと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...引きずり出して来いっ」辻風典馬が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...身の為にならねえぞ」「…………」「不破村の辻風典馬を知らぬ奴は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...辻風典馬の巨(おお)きな体は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おばさんの良人(おっと)を打ったという辻風典馬は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...辻風黄平(こうへい)という弟があって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...辻風黄平は、木曾の野洲川(やすがわ)に大きな勢力を持っているばかりでなく、また兵法の達人であるばかりでなく、乱波(らっぱ)(忍者(しのび))の上手で、この男が殺そうと狙(つ)けねらった人間で天寿を全(まっと)うしている者はかつてなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...野洲川野武士の辻風黄平だとは知らねえもんだから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「帰ろうぜ」「寝ようぜ」元は皆戦場かせぎの野武士を生業(なりわい)にして伊吹の辻風典馬や野洲川の辻風黄平の手下と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...自分がかつて打ち殺した辻風典馬とは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おおかた鈴鹿谷へ部落を移した辻風黄平の仲間だろうと思うが」「そ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...辻風典馬といって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その辻風典馬の死は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「――鈴鹿山の梅軒だな」「辻風典馬の弟よ」「あ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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