...地震とか辻風(つじかぜ)とか火事とか饑饉とか云う災(わざわい)がつづいて起った...
芥川龍之介 「羅生門」
...別(わかれ)の辻風(つじかぜ)のたち迷ふあたり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...別(わかれ)の辻風(つじかぜ)のたち迷ふあたり...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...そのまに、おばさん、解の兄弟、そのほかみな、辻風のように、城門の外へ奔(はし)り出していた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ここを通った辻風典馬(つじかぜてんま)に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おれも片腕を貸してやろうじゃないか」「しらをお切りでないよ」「なんだと」「下手人は辻風典馬(てんま)だと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...引きずり出して来いっ」辻風典馬が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...身の為にならねえぞ」「…………」「不破村の辻風典馬を知らぬ奴は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おばさんの良人(おっと)を打ったという辻風典馬は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...辻風典馬にはまだ何百という乾児(こぶん)があるんだよ」「あ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...辻風黄平(こうへい)という弟があって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...辻風黄平は、木曾の野洲川(やすがわ)に大きな勢力を持っているばかりでなく、また兵法の達人であるばかりでなく、乱波(らっぱ)(忍者(しのび))の上手で、この男が殺そうと狙(つ)けねらった人間で天寿を全(まっと)うしている者はかつてなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...野洲川野武士の辻風黄平だとは知らねえもんだから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...自分がかつて打ち殺した辻風典馬とは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おおかた鈴鹿谷へ部落を移した辻風黄平の仲間だろうと思うが」「そ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...宍戸(ししど)梅軒と化名(けみょう)している辻風黄平とその手下の者が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...辻風典馬といって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その辻風典馬の死は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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