...仕合せと通りかかった辻車が一台あったので...
芥川龍之介 「妖婆」
...葉子はなんという事なくその辻車(つじぐるま)のいた所まで行って見た...
有島武郎 「或る女」
...辻車も見あたらねば...
石川啄木 「閑天地」
...辻車(つじぐるま)...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...僕はそのまま辻車(つじぐるま)を呼んでもらい...
岩野泡鳴 「耽溺」
...ゴム輪は余輩の見聞にして誤らずんば明治四十年頃銀座辺の宿車より初まり一二年にして市外近郊の辻車まで皆これにならえり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...辻車に乗って来て...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...なぜ引返したといっても辻車では仕方がなかった...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...此後(このご)辻車(つぢぐるま)ひくやら知(し)れた物(もの)で無(な)ければ...
樋口一葉 「われから」
...赤毛布の正体東京名所に付物の珍姿辻車の腰掛...
山本笑月 「明治世相百話」
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