...辻番所の前には、まだ人が集まっていた...
直木三十五 「南国太平記」
...辻番所へ出張するなど...
直木三十五 「南国太平記」
...しめて五人、小者とで六人――この雨の中を――)と、思った時、辻番所で、四ツ本が「今日のうちにも、追放する」と、いった言葉を思い出した...
直木三十五 「南国太平記」
...辻番所立てる坂の上より下町(したまち)の人家と芝浦(しばうら)の帆影(はんえい)までを見晴す大空には忽然(こつぜん)大きなる虹斜(ななめ)に勇ましく現はれ出(いで)たる処なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...通過ぎる人でもあらば聞質(ききただ)したいと消えかかる辻番所(つじばんしょ)の燈火(あかり)をたよりに...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...辻番所まで持ち込むと...
中里介山 「大菩薩峠」
...辻番所の数にしても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...辻番所の數にしても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...辻番所を微塵に粉砕して...
野村胡堂 「礫心中」
...辻番所(つじばんしょ)が半分だけ見える...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...赤坂表町(おもてまち)へは弾正坂(だんじょうざか)の辻番所...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……ふたりを辻番所へあずけて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...南へ行けば両国二丁目の辻番か中ノ橋の辻番所...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...九郎右衛門等三人は河岸(かし)にある本多伊予守頭取(いよのかみとうどり)の辻番所(つじばんしょ)に届け出た...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...辻番所組合遠藤但馬守胤統(たじまのかみたねのり)から酒井忠学(ただのり)の留守居へ知らせた...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...辻番所に来て控えていたのである...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...辻々四十八ヵ所にいつもは終夜詰めている篝屋(かがりや)(後世の辻番所)の武士が...
吉川英治 「私本太平記」
...辻番所へ拉(らっ)して行こうとし...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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