...僕の知れる江戸っ児中、文壇に縁あるものを尋ぬれば第一に後藤末雄君、第二に辻潤君、第三に久保田万太郎君なり...
芥川龍之介 「久保田万太郎氏」
...あの人(辻潤)が何時でもそのやうでゐれば...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...辻潤氏に心酔しました...
太宰治 「虚構の春」
...辻潤が言っています...
太宰治 「虚構の春」
...辻潤は今これを書いている瞬間...
辻潤 「錯覚自我説」
...4辻潤後援会という奴で全体どの位ゼニが集まったものやらどなたとどなたがお金をおめぐみ下すった物やら...
辻潤 「だだをこねる」
...いればいるでまた別の苦労がふえるもんだから――いやはやとんでもないグチをこぼし始めたが――まったくイヤじゃありませんか!「羨やましい辻潤」という彼の文章をよんで僕はしみじみと彼の友情をかんじたのだが...
辻潤 「だだをこねる」
...生活者の辻潤である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...おそらく辻潤や高橋新吉のやうな本格的のダダイストになつたにちがひない...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...一日辻潤來り、わが生活の荒蕪を見て唖然とせしが、忽ち顧みて大に笑ひ、共に酒を汲んで長嘆す...
萩原朔太郎 「氷島」
...辻潤は山猫の族である...
萩原朔太郎 「室生犀星に就いて」
...序を書いて下さいました、石川三四郎氏、辻潤氏は、私の最も尊敬する方でございます...
林芙美子 「蒼馬を見たり」
...辻潤(つじじゅん)の禿頭(はげあたま)に口紅がついている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...辻潤訳のスチルネルがいくら売れたところで...
林芙美子 「新版 放浪記」
...なかでもお釈迦(しゃか)様と云うのを辻潤(つじじゅん)氏が大変讃めて下すったのを記憶しています...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...辻潤氏や、宮嶋資夫(みやじますけお)氏や片岡鉄兵(かたおかてっぺい)氏などそこで知りました...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...冷いコーヒーを呑んでいる肩を叩いて、辻潤さんが、鉢巻をゆるめながら、賛詞をあびせてくれた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...」漂々たる酒人辻潤さんの酔体に微笑を送り...
林芙美子 「放浪記(初出)」
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