...辻君姿の女にどたりと突きあたった...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...辻君姿の女は其の顔に眼をつけた...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...「あなたは姉(あね)さん」辻君姿の女はお岩で...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...辻君などに」お岩はお袖の顔をきっと見た...
田中貢太郎 「南北の東海道四谷怪談」
...三時近くなって、約の如く、大勢来庵、澄君、井君、高君、藤君、そして辻君...
種田山頭火 「松山日記」
...和辻君などは、もう少し謙譲の徳を養ふ方が好いだらうと思ふ...
田山録弥 「孤独と法身」
...碇山将曹(いかりやましょうそう)が「何んと――京で辻君...
直木三十五 「南国太平記」
...辻君になったって...
直木三十五 「南国太平記」
...唯の一度われわれの目の前に現われて来るという辻君...
永井荷風 「妾宅」
...二度巡り会おうとしても最(も)う会う事の出来ないという神秘なる辻君の事を書いた...
永井荷風 「妾宅」
...石置場のかげから這出(はいだ)す辻君にも等しい彼(か)の水転(みずてん)の身の浅間(あさま)しさを愛するのである...
永井荷風 「妾宅」
...和辻君は、此の部屋の障子に腰のないのは、此の日影の效果を豫想しての小堀遠州の考案ではあるまいか、と云つた...
野上豐一郎 「桂離宮」
...また一人キャザリン・エドウスという辻君(つじぎみ)を殺害し...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...弟は二年下で和辻君の友達だったらしい...
柳田国男 「故郷七十年」
...辻君(つじぎみ)・立君(たちぎみ)のキミも同じである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...辻君(つじぎみ)...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...いまなお“橋女(はしひめ)”と称する辻君から町遊女の群れは...
吉川英治 「私本太平記」
...これは和辻君にやろう...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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