...或は長期にわたる籠城、辺塞の衛戍、皆此の範囲に属し、危険はあるにしても読書の余地が無い訳ではない...
市島春城 「読書八境」
...これは何しろ辺塞の出来事なので...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...空間は哲学に取っても亦辺塞的な一問題に過ぎないだろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...辺塞遮虜(へんさいしゃりょしょう)を発して北へ向かった...
中島敦 「李陵」
...その中にはあるいは辺塞(へんさい)に辿(たど)りついて...
中島敦 「李陵」
...疲れ傷ついて将を失った四百足らずの敗兵となって辺塞(へんさい)に辿(たど)りついた...
中島敦 「李陵」
...清朝の初めに吉林の北境から奉天開原へかけて六百九十余支里の間に辺塞を構へ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...雁影過辺塞...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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