...すなわち辰巳鈴子...
海野十三 「間諜座事件」
...また辰巳(たつみ)には松柏(まつかしわ)の生い茂りました青山が峨々(がゞ)とそびえ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...それは清吉が馴染の辰巳の藝妓(はおり)から寄こされた使の者であった...
谷崎潤一郎 「刺青」
...」「辰巳家(たつみや)からこの間お弘めした児...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...わたくしはまた更に為永春水(ためながしゅんすい)の小説『辰巳園(たつみのその)』に...
永井荷風 「雪の日」
...其處から辰巳(たつみ)(東南)の方へ二尺五寸の鎌(かま)の柄の寸法で五十六だけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その前身は所謂(いはゆる)お羽織と言はれた辰巳(たつみ)藝者の一人で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今時あんな羽織を着るのは辰巳(たつみ)の藝者衆でなきや女藝人でせうよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...辰巳(たつみ)っ子らしい気象(きしょう)を謳われましたが...
野村胡堂 「礫心中」
...辰巳文學(といつてよければ)香夢洲(むかふじま)文學と切りはなされない...
長谷川時雨 「大川ばた」
...いよいよ辰巳上(たつみあが)りになって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...辰巳(たつみ)の方の三足の蛙...
南方熊楠 「十二支考」
...辰巳(たつみ)の金田屋(かねだや)でございます...
吉川英治 「江戸三国志」
...――辰巳(たつみ)で...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...辰巳(たつみ)か...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...この辰巳(たつみ)でも...
吉川英治 「春の雁」
...吉原や辰巳(たつみ)へでも...
吉川英治 「松のや露八」
...辰巳(たつみ)へゆこう」それから...
吉川英治 「松のや露八」
便利!手書き漢字入力検索