...行つて辨當でも食はう...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...人間性の實現に關するのんきな學究的思辨となるよりほかはなかつた...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...辨天の窟を經て、奧の院に至る...
大町桂月 「妙義山の五日」
...末の子は何とも辨へず不思議さうに目送した...
高濱虚子 「續俳諧師」
...イエス・ノウだけで用を辨じ...
竹久夢二 「砂がき」
...下津留では久住山と差向ひでお辨当を開いた...
種田山頭火 「行乞記」
...それが無禮(ぶれい)の辨解(いひわけ)にはならぬぞ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...さうして夫等(それら)の愛(あい)に生(い)きるものが重(かさ)ならない許(ばかり)に隙間(すきま)なく清水谷(しみづだに)から辨慶橋(べんけいばし)へ續(つゞ)いて...
夏目漱石 「門」
...其の邊に辨財天の祠があつたといふ話であつたが今はないといふので...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...勘辨してやつて下さい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...傷は左寄りの胸板を、斜上から鐵砲彈で射拔いたもの、恰度柱にもたれて、妾お辨の酌で、酒を呑んでゐるところをやられたもので、床側(とこわき)の唐木の柱には、彈のめり込んだ跡さへも、はつきり殘つて居るのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お辨さんだけぢやありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それ丈け辨次に對して惡意を含んでゐる樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...塾生中午食の辨当を持つて随従したものは...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...何事をも勘辨するやうになつてゐた...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...烏有先生既に沒理想を一主義として辨じたれば...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...辨難の文はいふもさらなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...降りみ降らずみの雨間に出でて辨天橋といふあたりを散歩した...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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