...邊津甲斐辨羅の神より前...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...春三郎は何と答ふべきかを辨へず...
高濱虚子 「續俳諧師」
...散髮二週一度實費を辨償する...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...四邊深黒にして容易に之を辨ずる能はず...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...また私は信仰、あるひは處世に屬することがらではなく、ただ思辨的な、そして專ら自然的な光によつて認識せられた眞理を檢討したのである、と...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...いづれの側(かは)にアカイアの將士敗られ逐はるるや?辨へがたし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...麁末之辨當申付候」といふところで大舞臺の幕切れといふ趣きであるが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その原理を辨えている人は幾人あるか知り難い...
長岡半太郎 「アインシュタイン博士のこと」
...勘辨してくんな」平次は微笑をさへ浮かべて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人のお名前は勘辨してくれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...御勘辨を――」岩吉は這ひ廻りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜のことを詳(くは)しく話して見るが宜い」平次は脅(おび)えきつて居る相手――お辨の前に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人死があつたから是非來てくれるやうにといふことですよ」「板橋は何處だ?」「辨天樣ぢやねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...吝々(けち/\)した分量の冷肉とパンのお辨當が...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...汽車辨を一手にまかなつた...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...辨慶の書は、双鉤填墨(さうこうてんぼく)のものゝごとし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...※智の判斷に變易なきことは上に辨じたる如し...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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