...辛辣無双(しんらつむさう)な皮肉家である...
芥川龍之介 「点心」
...ポーの批評は辛辣で鳴るものです...
芥川龍之介 「ポーの片影」
...故に二十章のゾパルのヨブ攻撃は実に辛辣(しんらつ)非礼を極めたもので...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...言々ようやく辛辣となり激色を帯びてきた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そんな胸中ひそかに辛辣の観察を行ふなんて事も...
太宰治 「お伽草紙」
...そんな胸中ひそかに辛辣の觀察を行ふなんて事も...
太宰治 「お伽草紙」
...悪辣(あくらつ)な株屋のE―某(なにがし)とか...
徳田秋声 「縮図」
...私は仮面などつけるほど悪辣ではなく...
豊島与志雄 「程よい人」
...この辛辣な追求に逢ったら...
久生十蘭 「魔都」
...国王をアストリアへ帰国させないために、悪辣に、故意に特別列車を転覆させたことは、先刻承知だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...辣辣菜の条下に「結小」...
牧野富太郎 「植物記」
...奈何(いか)に辛辣(しんらつ)な手腕(しゆわん)も...
三島霜川 「平民の娘」
...当時は立派なアクチュアリテをもった辛辣な社会時評であった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...辛辣(しんらつ)であり無遠慮なものであった...
山本周五郎 「青べか物語」
...参吉のさしかたは辛辣(しんらつ)で...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...浮世でどんな悪辣(あくらつ)な事をした人間でも...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...猛言辛辣(しんらつ)...
吉川英治 「三国志」
...才気辣腕(らつわん)の臣をにわかに用いて...
吉川英治 「三国志」
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