...敬虔(けいけん)なる今日の批評家さへ辟易(へきえき)しなければ幸福である...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...それゆえに大辟(しけい)は上刑である...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
......
内田魯庵 「八犬伝談余」
...この外に我輩がもっとも敬服しもっとも辟易(へきえき)する所の朋友がまだ一人ある...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...店全体に漂っている悪臭に辟易(へきえき)して...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...窓外(まどそと)の物干台(ものほしだい)へ照付ける日の光の眩(まぶし)さに辟易(へきえき)して...
永井荷風 「夏の町」
...内心少々辟易(へきえき)していたんだ」「余計な御世話だ...
夏目漱石 「虞美人草」
...仕舞には自分ながら辟易した...
夏目漱石 「それから」
...そうして敬太郎の辟易(へきえき)するのに頓着(とんじゃく)なくなお質問を進行させた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...今日の新聞に辟易(へきえき)して学校を休んだなどと云われちゃ一生の名折れだから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...思ひがけぬところで辟易(たじろ)いでゐると...
原民喜 「舌」
...あのきりやうでじやらじやらされては却つて辟易(へきえき)するかも知れぬが...
平出修 「二黒の巳」
...流石(さすが)の乱暴書生も是(こ)れには辟易(へきえき)して迚(とて)も居られない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...太宗が大辟囚を縦ったのは...
穂積陳重 「法窓夜話」
...野合的な結婚をしたのに!そんな想ひにつまらなく辟易して白々しくなると自分は...
牧野信一 「蔭ひなた」
...さすがの悪味に辟易したのか飲めさうもなく白けたのに...
牧野信一 「五月六日」
...散檀寧と名づくる長者方へ辟支仏千人供養を求むるに...
南方熊楠 「十二支考」
...気合いの烈しさに辟易(へきえき)する大鼓を引き受けている人が居ると聞くに到っては...
夢野久作 「能とは何か」
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