...敬虔(けいけん)なる今日の批評家さへ辟易(へきえき)しなければ幸福である...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...僕はかれの雄弁に辟易(へきえき)せずにはいられなかった...
芥川龍之介 「本所両国」
...れいの身振りに辟易(へきえき)したのだ...
太宰治 「惜別」
...辟易(へきえき)せざるを得ないのである...
太宰治 「如是我聞」
...」君江はあたりを憚(はばか)らぬ松子の声に辟易(へきえき)して...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...このくらいの威嚇(いかく)で辟易するくらいなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...阿羅漢(あらかん)も辟支仏(びゃくしぶつ)もいまだ求むる能(あた)わず...
中島敦 「悟浄出世」
...それにも別段辟易(へきえき)する必要を認めない...
夏目漱石 「それから」
...さすがの御亭主もこれには辟易(へきえき)致しましたが...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...今日の新聞に辟易(へきえき)して学校を休んだなどと云われちゃ一生の名折れだから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...これは厄介な事をやり始めた者だと少々辟易(へきえき)していると入口の方に浅黄木綿(あさぎもめん)の着物をきた七十ばかりの坊主がぬっと見(あら)われた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自分はほとんど眼も口もあけられぬ異様な悪臭に辟易(へきえき)し「臭くてこれじゃ話もなにもできぬ...
久生十蘭 「黒い手帳」
...毎晩々々の彼らの激しい夫婦喧嘩に辟易して移転したのである...
牧野信一 「街角」
...4025わたしなぞでさえ辟易しますよ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あんまりその憤り酒に辟易しなかつたのは...
吉井勇 「青春回顧」
...賊将の劉辟(りゅうへき)...
吉川英治 「三国志」
...――丞相はかくいう趙雲の晩節をあえて枯木の如く朽ちさせんおつもりであるか」これには孔明も辟易(へきえき)した...
吉川英治 「三国志」
...彼のつかれを知らない精力に大勢が辟易顔(へきえきがお)して...
吉川英治 「宮本武蔵」
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